来月の四月に結婚するんだけど、
できちゃった婚なんです。
相手は会社の先輩で、去年の暮れに妊娠がわかって、そのまま結婚という流れになりました。
もてた事もない僕と付き合ってくれた女性だし、僕も愛してるんだと思ってた。でも、最近わからなくなっちゃって。
何しろ急だしバタバタと式場まわりとかしたんだけど、いざ挙式となると、急に主導権取り始めるし、妊娠のせいかすぐに怒るし。
いくつか回ったうちから式場も決まったはいいけど、最近ツワリが激しくなったとかで、打ち合わせとかは僕ひとりで行かされてます。男にとっては、興味もないし面倒臭いです。
ただひとつの楽しみは、僕らの担当のプランナーさんが、綺麗な女性だという事。
本名はまずいから、仮に中野詩帆さんとしておきます。
制服がよく似合って、落ち着いてて、女優の戸田菜穂に似た感じ。
最近、彼女からガミガミ怒られてばかりだから、中野さんに優しく話しかけられると、なんか惚れちゃいそう。
で、一昨日の土曜日、披露宴会場や音楽の打ち合わせで、また中野さんに会いに行きました。
やっぱり週末だし、ホワイトデーだし、
その日だけで4件の挙式があるとかで、式場は忙しそうでした。
だから、僕らが予約した宴会場は見れないかなと思ったんだけど、中野さんはわざわざ事務室まで問い合わせてくれて、14時までなら見せてもらえることになった。
40人までの小さな会場なんだけど、もうテーブルとか花とかセッティングされてた。
来月、僕らもここに立つのか。
「本番のイメージが湧きますよ」
中野さんに促されて、正面中央に立ってみたけど、今日は僕ひとりなんだけどなあ。
その時、急に、今ここには僕と中野さんのふたりだけなんだということに気がついた。
「式の進行をこちらから見て、ミュージックを流すようになります」
会場の裏にある中2階の調音室に入ると、中野さんの香りが狭い部屋に充ちて僕はもう我慢できなかった。
背後から物も言わずに抱きついた。
「飯島様! な、何を・・・!」
という口を塞ぐようにキスをして、舌を抉じ入れて、制服のパンツを下着と一緒にずり下ろして、
抵抗する手をスカーフで縛って、ブラウスの上から胸の膨らみを揉みしだいて、
もう痛いくらい勃起してたけど、僕のチンチンは小さいです。結婚する彼女にも、最近それを言われた。
そのチンチンを引っ張り出す。まだ濡れてないけど、中野さんのオマンコにねじ入れた。
「~ッ!」
と中野さんは喉で叫んでたけど、僕はもう必死で中野さんの中を突きまくった。
すぐに射精感がこみ上げてきて、僕はもう何も考えずに中野さんの中に出していた。
しばらく、荒い息のままの二人。
どうしていいかわからず、長い事そうしてると、中野さんが囁くように、
「ほどいてください・・・」
「え?」
「手首を、ほどいてください」
その時になって、とんでもない事をしたという罪悪感と、この先どうなるのかという不安で、いっぱいになった。
いま、この女を自由にしたらダメだ。
僕は中野さんを床に横たえて、今度は正常位で、彼女に挿入した。
ブラウスを開いて、乳首を舐めまわす。
キスしようとしたけど、中野さんはずっと顔を右に背けたまま、綺麗な眉を辛そうに寄せている。
でも、僕が突く度に、「んっ・・んっ・・」と、喉から声が漏れている。
「詩帆! 好きだ! 詩帆!」
僕は左耳に声を掛けながら、また中野さんの中に経験した事のない量を出した。
妊娠させたい! と思いながら、出した。
中野さんは静かに立ち上がると、黙って出ていった。
15分程して帰ってきた時には、いつもの綺麗な中野さんに戻っていた。
ふたりとも何も語らずにまた賑やかな打ち合わせ室に戻り、「次回の打ち合わせの日時は・・」とか中野さんが言っていたけと、全く耳に入ってこなかった。
今は、式場から断りの電話が来ないか、警察に訴えられないか、それが心配です。