専門学校時代にうっかり道を逸れてしまった。
興味本位からヘルスのバイトを始めた。
本当はヌルヌルプレイに興味があってソープ店の面接を受けたが、
「若いからヘルスでも稼げるよ」とソープはやめるように言われた。
入ったヘルス店は女の子が40人も在籍していた。
面接は健康管理体制やら個人情報守秘やら風営法遵守やら難しい話から始まったけど、
肝心な接客については、
「恋人とする最後の行為の一歩手前まですればいい」という一言だけだった。
4日後に実践の研修があると聞かされ、書類をいくつか貰って帰宅した。
胸と低身長と切れ長の目を褒められた。
この店に決めた理由はヘルスでもマットとベッドのサービスがあるから。
研修の当日になって初めて心臓がバクバクし始めた。
行くのをやめようと思ったけど、マットだけは教えてもらおうと思って行った。
研修は1対1じゃなかった。面接した男性と女の子がもう一人いた。
その子は良く笑う子だった。何を言っても笑う。
それはそうと、面接した人の前で脱ぐのは死ぬほど恥ずかしかった。
言葉で説明するばかりなのが余計に恥ずかしかった。
いっそのこと実演してくれた方が気が済んだような気がした。
でも仕事はエッチな行為ばかりではなく、それ以外の仕事がとても多い。
研修がこんな感じになるのは仕方ないと思った。
当たり前のことだけど、客が変わるたびに下着を替え、着ている服まで替える。
タオルとシーツ、バスマットも入口のマットすら替える。
部屋の消臭、お風呂洗いと殺菌。ぜーんぶ客が変わるごとに自分でやる。
この仕事を始めた頃は風俗と言うより、ホテル清掃の仕事をしている錯覚をした。
それでも実際のお客へのサービスは楽しかった。
エレベータの1階で客と二人きりになったらすぐに腕を組む。
この非日常的な距離感はとてもドキドキしてスリルがあった。
このドキドキは半年間務めた最後まで変わらなかった。
会ったばかりなのに、「これからこの人とエッチなことをするんだ」
と思うとそれだけで濡れてくる。
初めて来る客ほどそうなるから、脱いだ時に驚かれることが多かった。
風俗素人の新人は客に攻めまくられる傾向だと知った。
男性の気持ちの中に素人と聞くと攻めてみたいと思う性質があるらしい。
私はプライベートの体験も少なかったせいで、コントロールが利かないこともあった。
初めての客にはマットで逆に攻められて、客より先にイッた。
二人目の客には脱いですぐにベッドに押し倒され、シャワーも何も浴びずに90分間攻められた。
本番無しの攻めを長時間受けるというのは気が遠くなるくらい感じてしまうものでした。
お客には時間制限があるから、私がイッても休む理由にはなりません。
四つん這いの態勢で後ろからクリを舐められ、自分で綺麗に敷いたシーツをぐしゃぐしゃにしました。
お金を貰ってるのに、こんなに気持ちいい思いをしていいのかと思う毎日でした。
普段の生活からいつも機嫌がよく、ストレスのない生活だった。
受付をやっている役員の男性も細かい注意をうるさく言うタイプだったけど、
ご飯をチビチビ食べる可愛らしい人だった。
ちなみにその人は暇になると付近の『ちょんの間』を窓からコッソリ覗いていた。可愛い。。。
店のナンバー1の子とカラオケに行った。
2週間に一回の健康診断がいつも彼女と同じ日だったせいで仲良くなった。
びっくりするくらい可愛くてお客のサービス中もすっぴんなんだって。
性格も控えめで優しくて純粋で、どうしてこんな子がここに居るんだろう?って思う。
私も純粋だって言われたけど、私は無知なだけ;;
お客を喜ばせるサービスも自分なりに工夫した。
1階は男性職員もいるからキャミの下にブラを着けてたけど、
思い切ってノーブラで受付まで客を迎えに行くようにした。
エレベータの中で腕を組んだ時に喜んでくれると思って。
それから寒い時期に手が冷たいのを気遣ってあまり触ってくれない客が多かったから、
ベッドの上に座った時に手を太ももに挟んであげたりした。
なかなかお客から行為に踏み切れないタイプの人もいたので、そのきっかけにもなるし。
あとは事後のフェラ。くすぐったがる人が多いけど、本当に嫌な人はいないと思う。
お客はさまざま。
オナニーを見てもらいたいだけの人もいた。しかもこの人は何度も来てくれた。
ずっと胸だけを攻める人もいた。我慢できなくなって私自身で下を触って勝手にイッたりしたけど。
ローター好きの人もいた。ひたすらローターをあてられて絶叫した。イキまくってしまった。
気持ち良かったけど体が持たないので、以後ローターオプションはプロフから外してもらった。
ひとりだけすごく相性のいいお客がいた。30歳の既婚男性。
不思議と一緒に部屋に入るだけで体が熱くなった。体の相性だけじゃなくて、雰囲気とかもかな。
その頃に始めていた、部屋に入ってすぐにお客の指をフェラするサービスをした時にもう下から溢れた。
一緒に浴槽に入っているときに手を握ってほぐされただけで変な声を出してしまったくらい。
ベッドで正常位みたいになって、彼がおちんちんでクリを擦り始めた。
禁止行為ギリギリだったので抵抗したけど、「だめです、だめです」と喘ぎながらイッてしまった。
なんとか本番行為はまぬがれた。
1ヶ月くらいしてまたそのお客が来た。
もうキスされて下着の上からあそこに手をあてられただけでガクガクっとイッてしまった。
それほど仕事でもプライベートでもイかない私だったけど、この人の時はもうね。。。
ベッドでまたおちんちんでクリを撫でられた。ぴちゃぴちゃと音がした。
私が堪らなくなってイッてしまうと、その隙にグイッと入れられてしまった。
もう抵抗なんてできるわけなかった。
この人には服従するしかないんだって体が言ってるきがした。
落ちていく絶望感のような? どうしようもなく気持ちよくなって喘いだ。
ずっと下半身が痙攣していた。イキっぱなしだったのかもしれない。
良いところで抜かれたと思ったらコンドームを出しきて着けていた。
コンドームを着けるとまた覆いかぶさってきた。
今度はずぶっと一気に入れられて気が変になりそうだった。
のけ反りながら、何度も来る絶頂を感じていた。
終わった後も少しあそこを触られただけで脚がガクガクした。
「また来て下さいね」と笑顔で見送ったけど、お勤めはこれっきりにした。
やっぱり客に負けちゃだめだと思った。客の攻めに本気で感じてしまうのが良くない。
最後のお客以外でもガンガン感じてたし。
思い返してみたらマットプレイをやってみたいだけの興味本位だったゎ。
ということで思い残すことはありません。