今年7月初旬、一人の後輩OLが寿退社した。有給を消化して7月末日が正式退社日。
そして今月敬老の日が結婚式。勿論僕も出席する。何喰わぬ顔で。
実は後輩OL瑠未は退社する少し前、僕に愛を打ち明けた。そして退社した翌週の休日、僕に身を任せた。
資産家の御曹司に嫁ぐ瑠未は同僚OL達に玉の輿と羨ましがられると笑顔を見せるものの、殆ど浮かれているようには観えなかった。
その理由を知ったのは退社一週間前のこと。
瑠未自身が望んだ結婚相手ではないと打ち明けられても驚かなかったが、本当は僕がずっと好きだった、僕との結婚を夢見ていたと打ち明けられて流石に驚いた。
瑠未は大学の3年後輩であり、当時から僕が今の嫁と付き合っていたことは瑠未も知っていた。
更に僕を驚愕させたのは、一晩だけ妻として愛してほしい、セックスのすべてを教え込んでほしいと申し入れてきたこと。
結婚してしまうと専業主婦になるため当然夫だけの生活になる。が、そうなる前に最初で最後の願いを叶えてほしいと申し入れられた僕は、悩んだ末に応諾した。
学生時代から控え目で真面目な瑠未だっただけに念いの強さをヒシヒシと感じてのこと。
そしてその日、デートを楽しんでから2時間余り車を飛ばして貸し別荘に入った。時刻は夕方6時過ぎ。
瑠未が求める性愛のすべてとはどこまでかと確かめると、すべて承け入れるから僕のしたいようにしてほしいと答えた。
それから翌朝まで殆ど愛し合いセックスし通したのは勿論のこと、瑠未を何度絶頂に狂わせ、僕も何度注ぎ込んだか記憶が定かではない。
瑠未の身体は処女ではなかったものの初心で未開拓なくせに感度抜群。愛撫だけで泣き声のような喘ぎ声をあげて何度も昇り詰め、初めてペニスを打ち込んでいくと予想以上に狭く強い締め付けだった。
当初やや鈍い反応を見せていた瑠未だが、途中から逝きっぱなし状態になって完全に狂ってしまった。(つづく)