薄暗く狭いフラットシートの個室。
メールブース番号を教えて待つ。
足音がするたびにドキドキして、通りすぎるたびに少しホッとした。
コンッと静かなノックの音がして、アイコンタクト、軽く会釈して優しそうな男の人が入ってきた。
一人でも少し狭い個室、彼は私の後ろに座る。
「はじめまして」声に出さずに囁く息がうなじの後れ毛にかかってスイッチが入る。
会話らしい会話もなく、少しゆったりしたノースリーブの脇から小さな胸の膨らみをなぞるように指が這う。
突起に触れそうで触れない、でも敏感になった肌に指が這うだけでビクッと反応してしまう。
「ここはどうなってるのかな?」
彼は後ろから覗きこむように胸元を開けて、突起を確認すると「かわいい乳首だね」と脇から入れた手を伸ばして突起に触れた。
焦らされたせいでビクビクッと体が跳ねるように反応してしまう。指先で突起の先端を転がし、固くなった突起を程よい強さでつねる。
つねられ充血した先を指先で転がすと「アッ…」と声が漏れてしまう。
そして彼の手がさらに伸び、短いワンピースの裾を上にずらしていく。
内腿の肌の感触を確かめ、下着に触れる。
「ビショビショ(笑)」
下着の上から、形がわかってしまうくらいに濡れていた。
次はここに指が来ることを期待していたのに「暑くなっちゃったね、ドリンク持って来るよ」と彼は部屋を出た。
胸元とワンピースの裾がはだけた私を残して…
呼吸を整え、彼に渡されたドリンクを飲み干して次の動作に期待をする。再び胸か、濡れてはりついた布を外してくれるのか…すると彼はバッグから紐を取り出して私の手を後ろに束ねて縛り、ハンガーをかけるフックに固定した。
壁に背をつけて、フックに吊された私の服を捲り上げ胸の突起を軽く撫でると今後は舌を這わせてきた。
舌先で転がし、軽く噛む。そしてだらしなく開いた脚を広げて下着の隙間から指が入ってきた…
指が動くたびにクチュっという音がして、潤滑油のように充血した突起に塗り込む。
突起をつまみ、指先でしごくたびに体全体で反応してしまう。
膝立ちにされ、再び彼が後ろに回り束ねた腕を彼の頭の後ろに回す。
背中が反り、張って感度が増した胸を、溢れる潤滑油を塗り込まれた突起を、彼は黙って愛撫し続けた。