彼は部屋に来るとネクタイをゆるめ、スラックスを脱ぐ。そっと腰に抱きついてシャワーに誘う。
互いに洗い合って愛撫して、先にベッドに入っていると、口元に熱いものを添えられて、思わずしゃぶりついてしまう。身を起こし、捧げ持つようにそれに唾液と舌を絡めていると雄の味が染みだし、私の濡れた腰はいやらしくくねりだす。敏感な突起がシーツに擦れて、淫らな糸を引く。
「見せてみな」
雄の塊を取り上げられて、かわりに彼の指が私の中に入り込む。探るように動き回る指は、達する前に抜かれ、いやらしく糸を引く様を十分に見せつけると、彼は雄の塊を掲げるように横になる。
吸い寄せられるように再びくわえ、さらにはメスの汁を擦り付けるように、彼に脚を絡めていた。
「入れてもいいぞ」
待ちに待った言葉を聞いて、私は彼に跨がり、雄の塊に腰を落とす。頭を突き抜ける快感。そのまま一心不乱に腰を振ると、軽く達し、くたりと倒れこむ。その拍子に胸の突起が擦れて、更にメスの本能に火がついた。突起を転がすように腰を振ると、
「う…オレの気持ちいいとこに擦れる…」
この言葉に、私の奥から熱いものが滲み出す。更に、逃がさないというように腰を掴まれ、下から突き上げられると、ねじりあげるように私の中がすぼまっていく。
獣のように雄とメスを擦り合い、
「う…出る…」
「出して!出してっ!!」
同時に体を痙攣させていた…