それは俺が高三の時、仲いい友達と遠くの街で遊んでいて、そろそろ帰ろうかという頃。
友達が、
「風俗行こーぜ」
「え!?お前行った事あんの!?」
「いや、ねえけど。5000円で抜いてくれるとこあるらしいんだよ」
当時俺は風俗に行く男なんてカッコわるいと思っていたが、俺より数倍モテる友達の誘いだったので、すんなりついて行った。
「学校の奴に見られたらやべーよな」
と不安そうに言うと。
「こんな遠くの街まで来てる奴いないだろ」と、友達は堂々としていた。
店の前まで来た時にはかなり緊張していた。
(立つかな俺…)
そんな事を考えながら店内に入ると、いきなり受付があり、そこでコースなどを決めた。
もちろん俺も友達も一番安い30分5000円コースにした。延長もできるらしので、抜けない時は延長しようと決意した。
金を払い終わると、コスチュームを選択した。俺も友達もセーラー服を選択して、各々の個室に案内された。
個室には小さいソファがあり、テレビにはAVが流しっぱなしにされ、壁にはオプションのメニューが貼られていた。
「アナル舐め」「浣腸」「ごっくん」文字を見てるだけで変態な俺は半勃起した。
待つこと10分、か細い声と共にドアが開いた。
「…失礼します」
「!!」
なんと現れた女の子は新任先生で副担の相武だった!
相武は名字ではないが、顔が相武紗季ソックリだったのでみんなアダナでそう呼んでいた。一見おとなしそうだが、ヤンキー相手にも引く事なく注意したり、熱心で真が強い先生だと思っていた。
俺は反射的に被っていたキャップを深く被り顔を隠した。
そして色んな事を一瞬で考えて、気付いた。
この状況で一番マズいのは相武だって事。そして俺のちんこはガチガチになり、ジーパンを押し上げている事。
膝をついて相武が言った。
「いらっしゃいませ。…こういうお店初めてですか??」
「…ええ、まあ」
俺はニヤつきながらキャップをとった。
「え………○○君!!…なんでこんな所に来たの!?」
相武は驚きつつも、教職者の顔を残していた。
「こんなとこ来ちゃダメじゃない!」
キッと俺を鋭い目で見た。
「セーラー服姿で言われても説得力ないっすよ先生(笑)」
俺はこの何十分かで相武に二度とそんな目を俺にできなくさせてやろうと思った。
【つづく?】