まさかあんな最高の形で童貞を捨てれるなんて夢にも思わなかった…。
僕は四月から高校一年生になった太郎(仮名)。
外見は太っていて眼鏡で不細工という感じだ。
そんな僕にも好き…というか憧れの人がいる。
その人を初めて見たのは中学一年の頃だった。
大学生かと思う程、大人びていて綺麗で大きな瞳をしている当時中学三年の美香さん(実名)という二歳年上の先輩だ…!
美香さんには高校生の彼氏がいるとみんな知っていたのだが、それでもあの美しさ…諦められない男子達は無駄な告白を繰り返し、勇気のない僕のような男子達は美香さんを見ているだけで満足し幸せだったのである。
二年後、高校受験の季節になり僕は迷わず美香さんと同じ高校を選択。
美香さんは二歳年上だから一年間しかカブらないのだが僕は見ているだけで幸せなあの日々が再び味わえるなら、たとえ一日でも構わなかった。
それ程好きだった…!
無事、志望校に合格し中学の頃とは比べものにならない程、綺麗になった美香さんを休み時間になると見に行っていた。
そんなある日、美香さんと友達の会話を盗み聞きする事に成功した…!
②に続きます。