高校を卒業して、就職ができず、運送会社でアルバイトをしている時のことです。バイト先に幸子さんという一回り位年上の女性が居ました。スレンダーな肢体に、やさしい、思いやりのある女性で、一気にこの女性に魅せられていきました。それまで、女性に興味が無かったのですが、毎日幸子さんのことばかり考える様になっていきました。車の免許を取り、初めて彼女をデートに誘ったところ何とかOKしてくれました。
ドライブをして、そのままホテルへ・・・・。初体験でしたが、一回りも違うとは思えない美しい肢体が私を魅了しました。必死に彼女に抱きつく私を上手くリードして、彼女の中に引き入れてくれました。
彼女の爪が私の背中をかきむしるたびに、私は射精してしまいました。夕方から朝まで、7回~8回頂点に達して体力が限界を超えても、私の体は反応し続けました。好きな女性との愛のある性の感激は私を彼女の奴隷にしていきました。
関係を続けるうちに、私は彼女から局所をしごかれるだけで、昇天させられる様になって行きました。会う度に体を重ねましたが、彼女の魅力は一層私の脳を破壊して行きました。
彼女と唇を重ね、彼女が指が私の会陰をこするだけで、彼女のあらゆる命令に従う様になっていきました。それまで、女性をなんとも思っていなかった私が、女性に完全に支配されていったのです。
ホテルに泊まるたび、私は狂い、のたうち、喜び、叫び、口と腰を動かし続けるしかありませんでした。幸子という麻薬が私の神経を破壊していったのです。
ちょっとしたことから、連絡先がわからなくなり、そのまま関係は終わりました。
もう20年も前のことです。
いまだに私は彼女をつくることができませんが、彼女の呪縛から一生逃れられないのだと感じています。おそらく彼女の幻影を追っていくのでしょう。