俺は、ホストファミリーの家族に対しては本当に信頼してた。多分、日本の家
族よりも誰よりも。その間に、勇気をふりしぼってホストのお母さんに「ゲイ
ってどう思う?キモイとか言う人いるけど」ってなんと夕食時に家族の目の前
で聞いてみた。
「ゲイね!それは、普通!ゲイはキモイとか思ってる自己中な人は沢山いる
わ。でも、そう言う人達ってただ幼稚なだけで何も分かってないの。性別とか
は、別に人それぞれの人生だし個性だから。一番大切な事は、自分を好きにな
ること。ゲイじゃなくてもゲイであってもね!」って言われた時、泣きたくな
った。本当にずぼしで。何とも言えない気持になった。だって、今までそう言
う人いなかったから、みんなゲイは嫌いって思ってた・・・。だから余計に。
その時、俺は自分がゲイだって認めようと思った。お母さんの言う通り!ゲイ
は普通であってその人の個性だって思える様になってきた。
その後、ホストのお母さんとお父さんに「ごめんなさい。僕は、ゲイです。」
って告白した。ほんじゃ、2人とも「ごめんなさいって言う必要は、ないよ。
今まで我慢してたんだね。日本の親にも、友だちにも言えなかったでしょ。よ
く、告白してくれた。ありがとう。」って言ってくれた。その時は、多分人生
で一番幸せと開放感で一杯だった瞬間だと思う。まるで、今まで付けていた手
錠がはずれた見たいに開放感があった。
その時から、自分はゲイだって言う事を認めたし今もそれでいいと思う。やっ
ぱり、まだ産みの親とか親友には言ってないけど絶対に言おうと思う。いや、
言わなあかん時が来ると思う。その時は、すんなり言う。とまどいもなく。
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