オジさんは、そのアパートに独り暮らしの
ようでした。
熟年男性の独り暮らしの部屋らしく、雑然と
していて、奥の間には万年床が敷きっぱなしでした。
オジさんに押されるようにして室内に入って靴を脱ぎ畳の間に座るように言われました。
僕は仕方なく畳の上に腰を下ろしました。
両膝をピタリと着けて両脚を流して坐りました。いわゆる女座りです。
その夜は僕は、ホワイトのジーンズに淡いパープル色のTシャツを着てました。
そんな格好の僕を見つめながら、オジさんは
「色っぽいね・・・君を見てると・・俺、メロメロになるよ。・・・君は若いけど、多くの男たちにモテモテで経験豊富なんだろね?」
と訊くので、僕は正直に
「いえ・・・あの、経験豊富じゃ、ありません。
・・・一人だけ・・・です。僕がお付き合いした男性は・・一人だけ・・・でも、その人に教えてもらいました。」
と答えてました。
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