「挿れてみる?」と、誘惑してみた。
そして、ついにその日の最大のハイライトが始まろうとしています。
Aさんの男性器と、私のアナルにたっぷりローションを塗ります。
時には娼婦のように ♪
淫らな女になりな
真っ赤な口紅つけて
黒い靴下をはいて
大きく脚をひろげて
片眼をつぶってみせな♪
なかにし礼さん作詞『時には娼婦のように』の一節が聞こえてきそうです。
バックでの挿入が一番楽だという知識はありました。でも、それは獣姦を連想させ抵抗があります。普通の男女の営みのように正常位でしてみたい。お互いの顔が見えますからね。
仰向けになると、私は両脚を広げアソコに指を差し「ゆっくりとね...」と言います。女装者のアソコは、本物女性の膣と違ってうしろの方にありますからね。腰に枕を置き、やや浮かせ気味にして受け入れ体勢を整えます。
女であるはずの私の股間にも、フル勃起した男性器がそびえている。
遠慮がちに私の両脚を持ち上げると、Aさんの勃起したアソコが近づき、その先端が私のアソコに触れました。
ゾクゾクっとした精神的な快感がありました。今、自分は男の人のアソコを受け入れるんだ。
気分は女? 否、それ以上であって、自分は本当の女になったような錯覚。
現実はそんなに甘いものではありませんでした。
私もAさんも初体験です。
特に私は日頃の自慰行為しながらのトレーニングでアナルセックスを軽く考えていた。それに知識不足。
挿れようとするAさんの男性器が、ローションで滑って入らない。
先端が入りかけると、私が力を入れ過ぎるのか? ツルンと抜けてしまう。
Aさんは慣れていないばかりか、かなり不器用な方でした。
私も彼も明らかに焦ってきている。
そうやって、何度か挿入が試みられましたが、中々上手くいかない。
苛立ちを覚えた私は、自分でもハッとするようなことを言ってしまう。
「落ち着いて、、普通の女の子を扱うようにやればいいのよ!」
これ、結構口調が強かった。
「す、すいません...」と、Aさん。
年下の女である私の方が、完全に主導権を握ってしまっている。
「ごめん、私の方も力が入ってしまったみたい。ゆっくりやろうね」
Aさんのアソコに目をやると、上手く行かない行為に焦っているのか? 萎んできているのが見て取れる。
これでは無理だ・・・。
※元投稿はこちら >>