中学も2年になると、遊ぶ友達も変わっていき、その彼とも疎遠になりました。
噂では好きな女の子が出来たようです。
なんとなくわかっていました。
女の子のようなわたしは、この時期の男の子達にとって、性の代替え品である事を。
みんな性に物凄く興味がある時期で、そばに女の子のようなわたしがいれば、わたしが男の子である事よりも、性への興味が勝つのです。
特に嫉妬もしませんでした。
わたしは小さな時からほとんど1人だったので、それでも必要とされただけで満足でした。
わたしはまだたくさんイッているのにも関わらず、それがイッているとは知らずにいました。
クラスが変わったりで、わたしもまた仲の良い友達グループが出来たりしていました。
男の子同士なので、そうゆう話になる時もあります。
「なあ〇〇、オナニーした事ある?」
「ないよ~!」
「ウソだよ~、絶対ある」
「ないってば~」
「おまえさ、小学生の時に、〇〇と〇〇にイタズラされなかった?」
「え..」
(なんで?あの時のこと…なんで…
わたしの心臓はバクバクしました。
「なんかチラッと昔にに言ってた気がして、〇〇にチンコしごかれて喘いでて、メチャメチャお前がエロいやつだとか…」
「そんな事されてないよ!」
わたしは冗談をわらうように誤魔化しました。
「だよな~お前が女みたいだから、変な噂立てられんだよ」
「なんだよ、それ~」
「だってお前の顔、なんかエロいもん」
わたしはそれ以上言葉が出て来ませんでした。
もちろん彼も半分冗談混じりで言っているのは分かりましたが、わたしはそうではありませんでした。
これが世間一般と比べて早いのか遅いのかはわかりませんが、わたしは小学5年生で初めてイク快感を味わいました。
その後も会うたびに何度も、何度も。
恥ずかしさを超えて、アノ感覚を味わいたくて味わいたくて、遊ぼうとわたしから誘うくらいです。
会わなくなってからわたしは、まるで禁断症状のようにずっとアノことばかり考えていたのです。
またアノ感覚になりたい、誰かにして欲しい。
オチンチンを口に咥えたい。
学校に行っている間もずっと。
もちろんわたしはそんな気持ちを隠せていると思っていました。
でもきっと知らず知らずのうちに顔や雰囲気に出ていたのかもしれません。
わたしはその日、急いで学校から帰り、
ベッドに横たわって1人で初めてオチンチンをいじりました。
「ん…」
(こう…上下して…
(おまえ昔….イタズラされて…
(いやらしい顔してる…
(全部バレて…恥ずかしい!あっ!
そう思った瞬間、わたしはすぐにアノ感覚に達しました。
初めてのオナニーでした。
「ん~ん、あ~ん…」
(気持ちい…
自分ではその後の激しく敏感になったオチンチンをしごく事が出来ず、わたしは布団を足で挟みイッた余韻にひたり、敏感な感覚が収まると、またイジリ、すぐイクという行為を、その日は10回イクまで、数えながら繰り返しました。
わたしはヌルヌルがいっぱい付いている手をみながら、自分がものすごく変態でいけない事をしているようで、罪悪感でいっぱいになりました。
オナニーすると少しはイヤラしい気持ちが収まりましたので、一日中モヤモヤしたずっといやらしい事ばかり考えなくて済むようになりました。
それからわたしは、定期的にオナニーをするようになります。
この頃のまわりの男の子達は、自分でするなんて事はものすごい恥ずかしい事で、していても絶対にしていないと言っていましたので、わたしはそれを本気で信じていて、こんな事してるのはきっとわたしだけだと思いました。
やめたいけど、またすぐいやらしい気持ちでいっぱいになり、またオナニーをして自分を恥じます。
そんな中、仲の良くなった友達グループの1人の家が、みんなが集まる溜まり場のようになりました。
わたしも学校が終わると家に帰らず、そのままその子の家に行くようになりました。
そんなある日、7~8人は居たでしょうか、
それぞれバラバラに漫画をよんだり、音楽をきいたりしていました。
わたしと友達2人の3人でベッドの上に座って、たしか何かの話で盛り上がっていたのを覚えています。
その家の子がお母さんの化粧道具を勝手に持って来て、わたしの向かいに座っている子にイタズラを始めました。
イタズラと言っても本当のイタズラです。
クリームのファンデーションを眉毛に塗って、眉毛が無いように見せたり、みんなで笑っていました。
そのうちもう1人のベッドに座っていた子が、
「〇〇って、女子顔だから化粧してみろよ」
わたしもふざける気満々で、
「いいよ!ビックリするなよ!」
笑いながら化粧道具を借り、壁の方を向いて化粧を始めました。
もちろん初めてで、なんとなくです。
肌をもっと白くして、真っ赤な口紅をして、目の上にキラキラした物を塗って眉毛を書いて、伸ばしていた髪を少し女子風に。
この時は女の子になりたいとかではなく、どうせならビックリするぐらい変わって、驚かせてやろうと思っていました。
「どうだ!」
わたしは振り向きました。
(あれ?
みんな無言で驚いた顔をしています。
「え?変?」
わたしは言いました。
「いや…お前…やば」
「メチャクチャタイプだ!」
急にみんなが喋りだしてホッとしました。
向かいに座っていた子がわたしの靴下を引っ張り、匂いを嗅ぎ始めました。
「やー!ちょっと恥ずかしい!」
「酸っぱ…」
「言わないでよ!恥ずかしいってば!」
みんな笑っています。
そのまま靴下を取られてしまいました。
もう1人、向かいに座っていた男の子は、
抱きついてキスしようとして来ます。
もちろん本気ではありません。
ふざけてです。
「きゃー!やめて~!」
わたしもふざけてより女の子らしい反応をしてみたりします。
こうなったら徹底的に女の子になってやろうと思い、わたしは急に、
「〇〇くん!そんな事したらわたし勉強教えられないじゃない!わたしはお母さんに頼まれて家庭教師として来ているのよ」
わたしはふざけて女家庭教師を急に演じ始めました。
彼もノッてきます。
「わかったよ、先生、でも…オッパイだけさわらせて!」
「こら!」
この時のごっこ遊びが、日を跨いでイヤらしい事に繋がっていくなんて、思っていませんでした。
続きはまた書きます。
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