楽しい時間というのはすぐに過ぎ去るもので、あっという間に彼のアパートまで着きました
僕「お疲れ~、着いたよ」
時間は22時、準備はしてました…けど明日からはユウたんも帰ってくるし切り替えをしなきゃと思いました…
考えなくても分かる事を、昨日は夜から彼に蕩けさせられ今日のお仕事終わりまで幸せな気持ちでいっぱいだったけど
僕は当たり前に結婚してるし僕はさっき恋人みたいに腕組みしてる時、一瞬本気で彼を…
だから彼から離れなきゃ
喫茶店で話ながらもずっと考えてました
昨日以前までのセフレであれば…
ちょっといいなで終わってれば…
今までセーブ出来てたのに…
彼も望むし、変態っぽい恥ずかしいプレイをしてれば気持ちも揺らがず済むと思ったのに
ほんの一瞬普通にデートに誘われなければ…
このままでは…取り返しのつかない事をしてしまいそうです
彼も一時気の迷いで性癖を発散する為だけの僕にそれらしい事を言ってくれたんだろうと思ってます
僕なんて彼から見ればどんなに女性の姿をしていようと年上の男なのだから…
それに彼も明日からはお仕事だし早く寝てもらわなきゃ…
僕「明日からお仕事頑張ってwまた今度LINEするからw」
僕はもう彼に連絡する事も無いだろうと思いました…これ以上僕に無駄な時間を割くのは勿体ない…イケメンだから彼女か彼氏かすぐに出来るでしょうし
タクヤ君「あっ…あの、良かったら…僕の部屋寄っていきません…か?」
彼は昨日と違って妙にたどたどしい口調で
タクヤ君「さっきの話の続きも…したいし…あの…アオさんが好きなカフェオレも用意してるし…」
僕「でも…君は明日から朝早いんでしょ?」
タクヤ君「いやっ…あの明日はそんなに早くないから…それにさっきの喫茶店からアオさんなんか…変だし…?」
僕「何を言ってるの?w」
タクヤ君「いや…僕もちょっと今日ははしゃぎ過ぎたかも…で…アオさんを普通にデートとか言って誘ったのも…奥さんいるアオさんには迷惑かな…って」
僕「バカ言わないの、嫌だったら来ないし…それに今日は楽しかったよ」
何だか泣き出しそうなタクヤ君…
しょうがない…
僕は駐車場に車を停めて…助手席にいる彼にキスしました…
僕「しょうがないなぁ…タクヤ君…少しだけだよ?ほら降りて…話しすぎてまた喉渇いたからカフェオレをいただきに行こうw」
タクヤ君「あっ…はい!」
僕も車から降りて彼に寄り添う…さっきみたいな恋人の様に
ほんの短い距離だけど、幸せな気分…今日も異国の音楽が流れるこの古いアパート、大好きです
彼が鍵を開けると中に入り、どちらともなく抱き合いました…
僕「あっ…今日はママじゃなくて良いのかな?ww」
僕は意地悪く言ってみました
僕「それに今は仕事着だよ…エッチなママじゃないよ…」
タクヤ君「いぃんです…僕は…アオさんが…そのままのアオさんが大好きです!」
キス…今までで1番濃厚なディープではないのに…暖かいキスをしました…
彼の僕を抱き締める腕の力も心地良いです
僕はそのまま彼に抱かれ、ベットに移動します
僕「今日は、アオの事をアオとして抱いて…タクヤ君の恋人のアオだよ…//」
タクヤ君「……アオさん…大好きです…」
僕「////…僕も…タクヤ君の事…大好きだよ…////」
深夜2時…タクヤ君も流石に寝てしまいました…僕も身体がきついです…
でも、毎回思ってはいたけど彼と身体を重ねた時のきつさは別の男性とは違ってとても気持ちよかった…
今も幸せな気分でいっぱいです
僕は服を着て、カフェオレだけ冷蔵庫からいただき、こっそりお暇します…
100パーの支払い終わらせ…車をだし…一回コンビニの駐車場に停めました
泣きました…声は抑えられても目から涙だけはどうしても止められませんでした…
家に帰り、彼のLINEと電話番号を拒否リストに入れ1人のベットでまた泣きました…
そして気づくと朝でした…
僕はシャワーを浴び、着替えてメイクして…
職場に向かいます…
今日はユウたんも帰ってくる…
僕は彼がどこまで本気で僕を好いてくれていたかはわからないけど、傷つけてしまったのは確かです…僕は日常に帰るだけ…
だからこの日から僕はもう男の人と会うのを辞めました…
少なくとも本気で僕が男性に好意を持ったのは彼だけです…届かないかもしれないけど…僕が彼に出来る事ってそれぐらいだけだと思います
そしてお仕事から帰るとユウたんが帰ってきてた
ユウたん「おぅ、ダーリンただいま!お土産買うてきてるでぇw」
僕「ユウたん、おかえり…」
僕はユウたんに抱きつく…
ユウたん「///…お…おぅ、どないした?あたしがおらんで寂しかったんかぁ?w」
僕「うん…寂しかったですよ…///」
今も僕は自分が最低で都合の良い性格してるなぁと思います。
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