生活感の無いお部屋に夕貴さんを招き入れキッチンに案内した、買い物袋の中身はカレーの食材だった
お湯を沸かす用のお鍋と包丁とまな板はあったので、それで調理してもらってる間に近所のコンビニにサトウのご飯を買いにいきました
ご飯はコンビニで温めてもらい、スプーンももう一本必要なのでコンビニで貰い、紙のお皿も買って帰りました
「おかえり早かったな、もう少しで出来るで」
「でも調理器具も何も無いな、ピーラーすらないとか笑うわ」
って呆れ笑い
おかえりって言われるの7年ぶりくらいだなと思いました
そんな事思ってたらカレーは完成し、唯一の座椅子は夕貴さんに座ってもらい僕は床に直に座りテーブルの無いリビングでお皿持ちながらカレーをいただきました
いつも食べさせてもらってたカレー、でも夕貴さんの部屋でなく自分の部屋で夕貴さんと一緒に食べるカレーはいつもより新鮮で尚更美味しく感じました
食べ終わってコーヒーを飲みながら夕貴さんは
「ほんまあんた心配になるわ…身体もいつもこんな座椅子倒して寝てるんやろ?」
「身体痛くならへん?」
痛さはもう馴れに変わってたので何も感じない、寝具もタオルケットとクッションしか無い
お金が無い訳ではないから買えるのに買わないのは自分の身体をそんなに大事にしてないのでしょう、平気で儲かるお仕事の為にホルモン注射したり、女体に変えてしまおうと考えるくらいだから
夕貴さんは
「はぁ…」とため息をつき
「あんた明日は昼間時間あんの?」
聞かれて
「昼は、今から寝たら9時には起きれるからありますけど…?」
夕貴さんは
「ほな明日あんたの家具買いに行こ…見る限りあんたにはセンス皆無やから、私と一緒に行こ…決まり!」
いつの間にか予定が決まり、夕貴さんがちょっと洗い物してるうちに、お腹いっぱいで壁に寄っ掛かってうとうとしてしまいました…
寝てしまい気づくと朝…寝る時間が早くてまさか9時に起きるとは…横には壁にクッション置いて寝てる夕貴さん、寝顔は初めて見た…可愛かったです
自然にキスしてました
夕貴さんはハッと起きて
「ふっ…ん?ほわっ…」
とか面白いリアクションでした
「あっ…そ…おはよぅ……朝から恥ずい事すなや//」
というか泊まってくれてた事に遅ればせながら驚いた…こんな寝心地以前の問題の部屋で女性を寝かせるのは…ダメだなぁと思いました
心なしか夕貴さん身体痛そうだし…
続きます。
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