続き1
(こんな・・・こんな下品な姿、誰かに見られたら・・・)
男のくせに痴女のような格好をさせられて欲情してしまっている自分の姿を情けなく思い、出来れば誰ともすれ違わないことを願いますが、そんな私の願いは簡単に裏切られます。
前方から足音がしてきたかと思うと、薄暗い闇の中からサラリーマン風の人影が見えました。私とお義兄さんの身体が一気に強張ります。私もお義兄さんも息を潜めながら、少しでも目立たないように足を進めました。
自分の心臓が早鐘を打つ音と、私とお義兄さんのヒールの足音だけが妙に大きく聞こえます。私達がサラリーマン風の男性の方に視線を向けないようにしながらすれ違うと、男性の足音は何事もなかったように徐々に遠ざかっていきました。
「ふぅ・・・」
私とお義兄さんは緊張から解放されて、同時に大きく息を吐きます。
しかしそんな安堵感も長くは続かず、それからほとんど間を置かずに、またこちらに近づいてくる人影が少し先の街灯の光の中に見えました。それも、今度はどうやらカップルのように見えます。
(あれって・・・?)
私は徐々に距離が近づいていくそのカップルの女性の方に違和感を覚えて、つい目線をその女性のつま先から頭まで走らせてしまいました。
(やっぱり・・・)
どうもその女性、いや女性の格好をしている方は、私やお義兄さんと同じようです。そう、その人も社会的には男性が着るはずのない、女性のための衣服に身を包んだ「男性」でした。
先程、人とすれ違っても何事もなかったことと、今回は向こうも女装娘さんを連れているということもあって私は少し緊張が薄れてしまいました。
「・・・ひぃっ」
そんな私の緩んだ心を見透かしたように、再び御主人様が私のローターのスイッチを入れます。きっと、近づいてくるカップルにも聞こえるほどの悲鳴を漏らしてしまったはずです。
隣を歩くお義兄さんもローターのスイッチを入れられたようで、身体を小刻みに震わせながら艶めかしい吐息を漏らしていました。
私は出来るだけ平静を保とうとしますが、どうしても時折声が漏れてしまううえに、歩き方もまるで尿意を我慢しているようなおぼつかない足取りになってしまいます。
そんなみっともない姿の私達の横をカップルがすれ違う時、カップルの会話が少し聞こえてしまいました。
「見なよ。凄いなぁ、君も今度あんな変態プレイしてみない?」
「えぇっ、うーん、さすがにあそこまでのはちょっと・・・」
私はあまりの羞恥心に顔がかっと熱くなります。たしかに、すれ違った女装娘さんの格好は白を基調とした清楚な感じのものでした。
私とお義兄さんのように卑猥な下着が透けるブラウスや、オチンポの形が浮き出るようなピチピチの超ミニスカートではなく、普通の女性がデートの時に着るような服装。
同じ女装娘でも、一方は清楚な女性の格好で男性にリードされながら、まるで恋人同士のようにさえ見えるのに、一方は痴女でもしないような姿でローターでをアナルに咥え込み、羞恥に頬を染めながらもオチンポをそそり立たせてしまっています。
(発展場に来るような人から見ても、私たちの今の姿は異常なんだ・・・)
自分が常軌を逸した変態行為をしてしまっている現実を突き付けられ、御主人様の調教によって「女」以下の「雌」に堕とされてしまった事実を改めて自覚します。
隣を見ると、恥ずかしそうに赤らめた顔を伏せていたお義兄さんと目が合いました。きっとお義兄さんも私と同じ様にショックを受けたはずですが、お義兄さんは何も口にしません。
でも超ミニのタイトスカートに浮かび上がっているお義兄さんのオチンポは、私と同じ様にはち切れそうなほどに硬く勃起していました。
2に続きます。
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