シャツにスウェットズボンで、リビングに戻った。
「ガムシロとミルクはどこだったかなぁ??」
お隣の青年は、さっさと食器棚の引き出しを開けて、
「はい。」
まぁ何度も、青年は部屋に入れている。
覚えてしまったのか?
「またなんか困り事か?」
「先輩シップ薬なんか余ってませんか?」
「あっ、有るよ。
冷蔵庫に確か少し残っている。」
「開けても、良いですか?」
「どうぞ、どうした痛めたの?」
「ちょっと歩き方悪くて、挫きました。」
「足首見せてみ。」
「左足です。」
「う~ん、ここか?」
「いたぁ~ぁ。」って、悲鳴をあげる。
こんな一言も、女の子みたいなかわいい声を出す?
くるぶしも少し血が滲んでる?
擦れてる?
「ちょっと座ってな。
救急箱持ってくるよ。
えっと(´・ω`・)?
どこにしまっていたんだっけ。」
「食器棚の下左側奥ですよ。」
「あっ、有った。」って、その通りです。
「素人だから、とりあえずカットバン位貼っとく?」って、くるぶしのキズに張ってあげた。
隣の青年は、困った事がある時には、直ぐ泣きつく。
「しかし挫いたって、歩ける?」
「はい、少しずつだけならば大丈夫です。」
「あまり痛いならば、医者に行くか?」
「たぶん大丈夫です。
よく挫くんですよ(ノ_・。)」
「靴が、合っていないんだよ。
皮靴の敷きシートも、余っている。」
「いやぁ~、革靴ではないので大丈夫です。」
まぁここは、階段だから、かけ上がる事とかは、危険だよ。
「あっ?それはぁ~ぁ。」
「えっと、かけ上がる事あるんだ?
おっとりのは君にしては、珍しいね。」
「俺もさっきいやぁ。(〃´o`)=3
ムチャは、やめなさい。」って、話しをやめた。
まさか女子高生を追い回したとはいえません。
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