あつしさんとメッセージを交わす毎日を繰り返すうちにメッセージだけでは
満足できなくなり、お互い会ってみようということになりました。妻が夜勤の日
を選び、その日に会うことになりました。それまでも毎日メッセージを往復させ、
ますますあつしさんに惹かれていきました。
そして、約束の日の前日、長男が明日は残業だから何時に帰るかわからないか
らと夕食も断り、私にとっては誰にも邪魔されずあつしさんとお会いできる日
を迎えることになったのでした。
その日は定時に仕事を終え、帰宅し、妻と食事をし、妻を送り出し、いよいよ
あつしさんとお会いするために、身体をきれいにして、レンタルルームから少し
でも若く見せようとそれなりに服を選び、待ち合わせ場所の人気の少ない郊外
にある公園へと向かいました。。駐車場に車を止め、あつしさんに到着したこと
を伝えました。あつしさんからもう少ししたら到着するので公園の照明下のベ
ンチで待っていてほしいとの返事があり、私はベンチに移動しました。
5分程待ったところで車のエンジン音が切れる音が聞こえました。あつしさん
が来て下さったと思いました。私は恥ずかしくなり、下を向いてしまいました。
足音が近づき、「明美ちゃん」という声が聴こえてきました。その声は聞き覚え
のある声でした。私はびっくりして顔を上げました。目の前には長男のあつしが
立っていました。私はその場で完全に固まってしまいました。
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