ずっと勃起しているから、男とセックスするのが嫌いと言うわけではないみたいだが、相変わらず積極的に舌を絡めるでもなく無表情のままだからよくわからない。
とりあえず挿入する為に仰向けに寝かせローションを追加し、枕もとのコンドームに手を伸ばした。
「つけなくてもいいですよ」
「いや、生はいいや」
「病気とか持ってません...中も綺麗にしてます」
「うん、でも生はいいや」
みんな生でしたがるからサービスのつもりなんだろうが、あえて提案を断った。
別に生でもなんでもどっちでもいいんだが、何故喜ばないのかと悔しそうにする顔を見る方が価値がある。
その顔を楽しみながら、コンドームを着けて挿入した。
亀頭が入った時にゥウッと声を出したきり喘いだりはしない。
表情も特に変化はなく、僅かに口を開いたままジッと見つめてきていた。
チンポを根本まで咥えこませそのままにしてると、しっかり勃起だけはしてるチンポをプルプルと震わせながらアナルを締め付けてくるから全く気持ちよくないと言うわけでもないみたいだ。
キスをし、耳を舐め、首を舐め、乳首を舐める。
その都度アナルを締め付けつけてくるが、それ以外の反応は特にない。
ゆっくり腰を振ってやると、奥を突いた時だけハァッと大きく息を吐くだけだが、むしろ自然な反応で俺好みだ。
腕を頭の上に上げさせ脇を擽りながら乳首を触ると、擽ったそうに目を閉じてアナルを締め付けてきたが、それ以外の変化は特にない。
それでも我慢汁が溢れ続けているから感じていないわけではないみたいだ。
暫く続けていると少量だが白くて濃い精液を溢れさせていた。
やっぱりイクともなんとも言わないが、これはこれで可愛いと思っていた。
少し腰を振る速度を速め、脇と乳首を舐めながらカリ首を擦ってやると、たまにハァッと大きく吐く息が掠れ裏返るようになった。
アナルを締め付け、僅かではあるが体を仰け反らせ左右にくねらすようなった。
「気持ちいいの?」
何故か睨まれて顔を背けられた。
大人気ない俺は女装子のチンポの根本を指で締め付け、射精したそうに膨れ上がった部分に俺の亀頭を擦り付けるイメージで腰を振った。
本当にそこを擦れているかはわからないからイメージだ。
トコロテンしそうになるが根本を締め付けられているから精液は出てこない。
昔、少しSっぽいNHに同じことをされたことがあるが、これがなかなかに辛い。
トコロテン前のもどかしさがひたすら続く、上っていくはずのものが股間に逆流してきて溜まっていくような快感の先の不快感に息苦しくなってくる。
NH曰く、擬似的なドライオーガズムと言っていたが絶対違う、ただの拷問だ。
因みにやり過ぎると良くないらしい。
案の定、無愛想で生意気な女装子も顔を真っ赤にしながら、可愛らしくヒィヒィ鳴き始めていた。
その苦悶の表情があまりにも可愛らしいから、そのままパンパンに膨れ上がった真っ赤な亀頭にローションを垂らして磨いてやった。
呻き声を上げながら体を暴れさせてるせいでウィッグはずれていたが、それはそれで可愛いと思った。
「ごめんなさい..ごめんなさい...気持ちいいです...手離してくださいお願いします」
質問を無視して顔を背けたからこんなことをされている自覚はあるらしい。
俺の手首を握り締めて必死に謝ってきた。
アナルが伸縮を繰り返しているから俺は気持ちいいし、悶えている女装子の姿ももっと見ていたい気もしていたが、さすがに可哀想かとも思った。
女みたいに喘ぐように言うと不満そうな顔を見せたが、素直にアンアン言い始めた。
恥ずかしいのか不貞腐れているのかは知らないが、アンアン言うだけでは喘ぎ声ではない。
自分で気付くまで指摘せずにいたが、物凄く小さい声で声を裏返らせながら喘ぎ始めた。
自分で乳首を弄らせると、可愛らしく両乳首を弄りながら、クゥンクゥン鳴き始めた。
「イクゥイクッ...ィグゥ...イクイクイクイク」
AVみたいにイクと言ってイクことを約束させてチンポから手を離してやると、身震いしながらダラダラと精液を溢れさていた。
その後は俺がイクまでハァハァ息を荒げ辛そうにしながらも喘ぎ続けてくれた。
チンポが萎えるまで挿入したままキスをしていたが、相変わらず口を開けているだけだ。
チンポを抜いても肩で息をしてる女装子の体を拭いてやり、ゴムを外してティッシュにくるんだ。
「飲ませなくていいんですか?」
「飲みたい?」
「いや...別に」
何を考えているのか良くわからない背中を向けて寝そべった女装子を振り向かせて、暫く抱き締めていたが、シャワー浴びてきますと服を持って浴室に消えて行った。
数年ぶりの女装子、性格はよくわからないが見た目は100点の女装子に満足した俺は、シャワーを終え服を着て戻ってきた女装子に2万円差し出した。
「こんなにいらないです」
「じゃ...3千?」
「いや...今度ご飯奢ってください」
本当に何を考えているのかわからない無愛想で可愛い女装子と食事に行く約束をしてホテルを出て約1週間後、「Yです、ご飯まだですか?」とメールが届いて初めて名前を知った。
それも本名を名乗る辺りがやっぱり変わり者なんだろうと思ったが、その日の夜に食事を奢った。
B面で現れたんだが、思った通り可愛らしい顔だった。
相変わらず無愛想で特に会話もなく黙々と肉を焼いて食う姿は男子そのものだが、どうやら俺はこの男子だったらそのままヤレると新たな領域に達したらしい。
「あの...今日もしますか?」
「小遣い欲しいの?」
「いや...したくないならいいです」
次の日も仕事だったしヤルつもりは無かったから焼肉なんて食っていたわけだが、こんな捻くれた誘い方をされたら虐めたくなるのが男って生き物だ。
それぞれの車でホテルに行ったが、ちゃっかり女装の用意をしてたのを見て本当に捻くれた子だなと思った。
これだけでセックスがしたいんだと決めつけるのは早とちりかもしれないし、ただ小遣いが欲しいだけだったら恥ずかしいオジサンになってしまう。
そんなことを考えながら、捻くれ者のYが女装してる間にシャワーを浴びた。
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