しばらく茫然としていましたが、現実を受け止め
身支度をして帰ろとしました。私は力なく立ち上がり
ふらふらとした足取りで、後ろの出口に向かいました。
これが一つ目の誤りでした。入ってきたように前方の
出口から出ればよかったのです。
後ろに向かうには真ん中の通路を通ることになります。
否応なしに周囲の目に入ります。多くの人がさきほど
行為を見ていたはずです。後ろには何人かの人が立って
います。間をすりぬけようとうsると、
「さっきのすごかったね。俺ともやろうよ」
一瞬そこで立ち止まってしまったのが第二の失敗
でした。
「嫌」
と言ったつもりでしたが声にならなかったのです。
止まったのをOKと勘違いしたのか何人の男が一斉に
襲い掛かってきました。胸、お尻に手が這いまわって
きます。抵抗しているつもりでしたが体に力が入りま
せん。ブラウスのボタンが外され、スカートがまくられ
何人もの手がはい回ってきます。
「やめて」
声に出したつもりですが届かないようです。大きな声
だそうとした瞬間、唇をふさがれました。すると周り
の人も唇を求めてきます。一人がするとまた次・・
体を回されるようにくるくるなりながら唇を吸われます。
タバコや変な口臭の入り混じった口です。後で聞いた
のですが、こういう場所でキスを許してくれる人は
ほとんどなく、みんなキスに飢えているそうです。
確かにキスへの執着は異様でした。いつしか体を触る手
が止まり、一人一人に抱きしめられながらキスを
されていきます。
いつまでも続くと思われたキスの嵐が済むと私は
ヘナヘナと床に座りこんでしまいました。男たちは
私を囲んで見下ろしています。
「さっきのおやじにいせちたように俺のもしゃぶって
くれよ」
一人の男がチャックを下ろし、モノを突き出してきま
した。ここが最後の、そして最大の誤りでした。こわ
もてのおじさんとの体験から矢継ぎ早に男たちに襲われ
意識がマヒしかかっていた私はフラフラと男のモノを
咥えてしまいました。その瞬間明らかに空気が変わりま
した。それまでは襲われながらも逃げれるムードがありま
したが、殺気だったムードに変わり、私は恐れを感じました。
一斉に男たちはズボンからモノを取り出しました。握らせたり
顔に押し付けたり、まさに輪姦AVそのものです。
次々に男たちのものが迫ってきます。先を争うように口、
手を奪ってくるので果てがないように思われました。
すると一人が周りをおしのけ、頭をおさえつけ口にピストン
を続け、口に出しました。飲み込むこともできずむせかえる
ように口から床に精液を吐き出しました。その光景がさらに
男たちを刺激したようで
「もう我慢できねえ」
と座り込む私をたたせました。そこ時にはスカート
は剥ぎとられ、ブラウス一枚でした。私を手すりに寄り掛かる
ように立たせると後ろに回りました。えっ、と思った瞬間後ろ
から挿入してきました。ローションも何もつけてません。
「痛い」
私は叫びました。男は構わず腰をおさえつけ、強引に腰を振って
きます。その時の私は痛みしかありませんでした。
「痛がってるんだからやめなよ」
どこからか声がして、化粧の匂いをさせた人が私を抱きかかえて
くれ、ロビーに連れ出してくれました。見ると体のがっしり
とした女装の人でした。
「大変だったねえ」
もう一人の女装さんが私の服やバックをもってきてくれました。
「嫌なら嫌っていわなきゃ駄目だよ。みんな際限ないん
だから。あんたみたいなのがこんなところに来たら餌食に
なるに決まってるでしょ」
私はお礼を言い、服を着ながらここに来た経緯を話しました。
「確かに特〇に比べれば、ここはましだけどね。」
「だいたいお触り程度で一線を超えるなんてないんだけど。
久々若い娘が来たからみんな狂っちゃったね」
私で若いのか・・
その後、いろいろ注意事項を教えてくれました。キス
は挑発することになる、絶対生が厳禁、フェラでも
ゴムをすることなど・・・
こうして私の冒険は終わりました。怖い思いもした
けど刺激を感じたのも事実。再度行くかは・・・
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