お互いの大事な場所のいじり合いは、いつも俺が先にイッていた。当時の俺が早かったのもあるし、俺が下手で、彼をなかなかイカせられなかったというのもある。
俺が先にイクと、その後はちんぽをしゃぶっていた。ちんぽの先からはよく我慢汁が出ていたので、それを舌で舐め取るのが好きだった。
「やめて、そんなの舐めないで」「美味しいよ」
「やだよ、恥ずかしい…」
「美味しいんだから、もっと出して」
そうなると彼はただ、俺に舐められるままになる。彼の手が止まると、俺は彼の股の間にしゃがみ、ちんぽを口に含んだ。彼のちんぽは普通サイズだったが、俺の口内に全てを納めるのは難しかった。俺なりに一生懸命しゃぶるのだが、彼がフェラでイクことはほとんどなかった。
なので彼がイクまでに、俺が疲れてフェラを止めてしまっていた。
だが、自分だけイクのは彼に悪い気がして、俺はしゃぶり疲れるといつも、
「そろそろ入れようか?」
と催促していた。
そうすると彼は、自分の財布からゴムを取り出し、ちんぽに被せる。
後は、その日の気分で、体位を決めて中に入れた。俺がベンチの上で横たわって正常位でしたり、俺が壁に手を着いてバックでいれたり、あるいは俺が横たわる彼の上に乗ったりしていた。
だいたいいつも、彼は深く突いてくる。彼は夢中で腰を振るのだが…、実は俺は全く気持ち良くなかった。処女を失ってから数ヵ月では、おまんこの中の感覚は育っていなかったのだ。彼のちんぽは俺には太く、膣を無理矢理拡げてこすられる感覚が痛く、子宮の入り口を突かれる感覚も痛かった。だけど、俺のおまんこで快感を得ている彼を見るのが愛しかったので、ちんぽを入れてもらうのも好きだった。
その辺り、「身体の気持ち良さ」と「心の気持ち良さ」はもう別物だったのだろうと思う。彼がゴムの中で果てる時、俺は「ああ、やっと終わる」と思っていたし、俺の中の最奥でゴムが一瞬膨らむ感覚を「たまらなく気持ちいい」とも思っていた。
そんな感じで、デートの度にセックスに持ち込んでいました。そうしたら彼に
「君は僕の身体が好きなのか、それとも僕自身が好きなのか、どっち!?」
と詰め寄られ、
「どっちも」
と答えたら、
「嘘だ、君が好きなのは、僕の身体だー!」
と騒がれ、最終的には振られました。彼はセックス以外のデートもしたかったそうですが、セックスに時間を割いていたら、他の事をする暇がなかったんですよね…。
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