続きです。
Hの後で女装子の喫茶スペースで一人で休みながら、スマホを構っていると、DVDコーナーの方からちらちらこっちを伺ってくる男性がいました。相手して欲しいのかなと思っていると、お店の掲示板に投稿がありました。
ぼくの来店したという報告のあとに、ぼくを名指しで相手をして欲しいという投稿です。更に入店したという投稿もあって、無視するのもなんなのでDVDコーナーに行ってみると、待ってましたという感じで、個室に誘われました。
今度の男性は30~40代という感じで少し若めで、体型も太ってたりしません。個室に入るなり、「イチャイチャしません?」と言って、二人並んで寝転がる格好になりました。
「めっちゃカワイイ。久しぶりにヒットだ」
正直今まで聞いた褒め言葉では、一番情感が籠っていて嬉しくなりました。しかも投稿に載せた写真は盛っているので、実物してがっかりされると思っていたので驚きでもありました。男性が求めるので、キスに応じました。
「やばい」
キスをしたら、男性がズボンを脱ぎ始めました。フェラかなにかしてあげようかなと思っていると、「そのまま扱いてくれる?」と言われ、またキスをされました。舌に舌が絡まってディープキスをしながら、男性に言われるまま手コキをしました。
キスを続けながらの手コキというのは初めてです。男性のペニスはガチガチで、余程興奮しているのが伝わってきました。
「イキそう、イクっ」
男性はそのまま射精しました。精液が飛び散って、捲ったシャツの裾にも引っかかったみたいです。奉仕する側としてはキスと手コキだけなので、疲れないし楽でした。
「残業するって言って、来てよかった」
「そうなんですか?」
「嫁さんに残業するって言ったんだよ」
「え?!」
まさか既婚者とは思いませんでした。失礼だけど、平日の夜にビデボに来る人に奥さんがいるなんて。と同時に夫婦の営みの障害になってしまったことに、「それはダメでしょ」と思わず言ってしまいました。
「マコさんのことナンネで毎日、いやよく見てるよ」
「え?! 嘘」
「本当。掲示板みたとき、同じ画像だって」
「嘘。顔バレしてるの」
更に驚きでした。ナンネットでぼくを知っている人が、実際に目の前に現れるなんて。しかも知った上で、わざわざぼくに会いに来たというんです。
「メールも送ってるんだけど」
「それは、相手にしてるとキリがないから」
そこでスマホでナンネットのプロフを確認してみます。足跡をみると一番上に男性のものがありました。誰もがそうするように盛った画像ですが。その場で男性の伝言板にメッセージを入れて、メールを無視したことのお詫びにしてみました。
「実物もめちゃくちゃくかわいいね」
「そんなことないよ」
「服もかわいい」
「これ適当だよ。シャツは男物だし、スニーカーも持ってるの履いてきてるだけだし」
そんな話をして、男性に手を振って部屋を後にしました。しかしナンネでぼくのことを知っている人が会いに来るなんて、女装の世界は僕が思っている以上に狭いのかもしれません。
個室から出てDVDコーナーを通ると、男性が一人二人来店していました。そこで一人の男性の傍を通ると、通りすがりにお尻を触られました。えっ、ここでそんなのしていいのと思いながら、そこは無視しました。
喫茶スペースで一人ぼーっとしていると、さっき痴漢してきた男性が、ちらちらとこっちを見て、更に手招きをしてきます。なんか随分ずうずうしいなと思いながら、店長と話をして少し時間を潰すと、また男性の相手をしにDVDコーナーに顔を出しました。
ちょうどさっきの男性と、もう一人年配のメガネをかけた男性がいたのですが、さっきモーションをかけてきた男性が当然のように手招きをして、僕を個室に引っ張っていきました。女装子をこんなに積極的に誘う男性は珍しいです。
男性は30~40代の大柄の男性です。見た目もいかにも押しが強そうなタイプです。
「マジかわいいね。女みたい」
「そんなことないですよ」
「いや、めちゃくちゃ男に誘われるでしょ」
「そんなことないですよ」
テンプレというか、こんな感じのやり取り多いです。
「みんな自分からはあまり誘ってこないし。ぼくも人見知りだし」
「そうなの? じゃあ俺ちょっと図々しかった?」
はいとも言えずに「別に大丈夫ですよ。でもあそこで痴漢とかして大丈夫ですか?」
「あれくらい大丈夫だよ。あー、見てるだけでイケるわ」
そういうと男性はズボンを脱いで、ペニスにゴムをつけて自分で扱き始めました。
「ギャルみたいだね。俺そういうの興奮する」
その日の恰好はプリーツスカートにサイハイソックス、シャツと自分的にはJK風ですが、シャツの裾を結んで臍だしなので確かにギャルっぽくはあります。
「触っていいですよ」
女装子というのはそんなに対象として興奮するんでしょうか。ヘルスでも顔だけ見て手コキなんてのは無い訳で、そういうと男性は太ももやお尻をソフトに触り始めました。押しが強い割には最初からゴムを付けるし、強引に触ってこないし、むしろ紳士的です。
「自分でしてていいんですか?」
「もしかして、触ってくれる?」
「フェラしますよ」
ゴムを付けているとし辛そうだなと思ったけど、相手の紳士的な配慮にあわせてゴムのままフェラをしました。
「あー、いい。エロい。さっきのおっさん、狙ってたのに取られたって感じだろうな」
やっぱりDVDコーナーでぼくを狙って二人で牽制していたのか。
「ちょっと見せつけてやろうか。ドア開けて」
「そんなのダメ」
紳士的かと思ったけど、そんな所で見栄を張るなんて、やっぱり押しが強い男だなと評価が再逆転しました。
舌先で舐めたり、音を立てて舐めたり、吸ったり、手コキと合わせて舐めたり、色々な方法でフェラをしました。
「すごいエロいな。牝の顔だな」
「これでも清純系のつもりなんですけど」
「見た目だけな」
中々イク気配がなくて、ずっとフェラを続けていると「よしイクから」と言って男性があぐらの状態から寝そべりました。その恰好じゃないとイケないみたいです。仰向けの男性にフェラを続けていると、
「イク、吸って」
ゴムをしてるけど、吸ってと言われたのでそのまま吸引しました。
「あー、よかった」
男性は満足したみたいで、「じゃあ帰るか」と個室に入ったばかりなのにそう言いました。
「射精したし?」
「いつまでいてもしょうがないし」
そういうの男性に別れを告げて個室を出ました。
もう一回続きます。
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