勝手に寝室に消えて行った彼を抱き枕にして寝た翌朝、彼のキスで目が覚めた。
クリスマスの時と同じ様に、俺が目覚めた事に気付いて目を見開く彼。
「寝込み襲うの好きだね」
「ごめんなさい」
「起きてる時でもしていいのに」
「そんな事言ったら1日中しますよ?」
「仕事中は仕事しろ」
「ですよね」
そんな彼にシャワーを勧めた。
スケベ心剥き出しで一緒に浴びようと誘ったけど、恥ずかしいと本気で拒否されたから別々にシャワーを浴びた。
朝食を済ませて作業を開始しても、何処か上の空の彼。
たぶん夜の事を考えて緊張してたんだろうと思う。
1度痛みを知った分、痛み対する恐怖や不安もあっただろうし、それでも自分から誘った以上、最後まで堪えないといけないと言うプレッシャーもあったんだろうと思う。
だけど、それはそれだし仕事は仕事だ。
「仕事できなくなるなら、夜の約束は別の日にしようか?」
「嫌です」
優しさと言うより注意の意味合いが強かったけど、 別に怒ったわけではない。
それでも彼は怒られたと思ったんだろう。
泣きそうな顔で謝罪を繰り返した後、いつも通りの彼に戻った。
仕事に集中しろと注意しておきながら、泣きそうな顔で謝罪する彼を見て興奮していたのは俺だった。
彼が何をしても可愛いと思ってしまうし、どんな彼にも興奮してしまう俺は、かなり重症かもしれない。
そんな事があった、この日の作業が終わって、いつもの様にリビングに移動した。
緊張してるのか昼間の事を気にしているのか、明らかに元気が無い彼を抱き締めた。
「もう怒ってないですか?」
「初めから怒ってないよ」
「だったら朝の約束、実行してもいいですか?」
俺が返事をする前に、目を閉じた彼の顔が近付いてきた。
彼が目を閉じて唇と唇が触れるまで、実際は一瞬もしくは数秒だったと思う。
だけど、俺の目には全てがスローモーションに映った。
ただキスをされるだけ、そんな事は過去に何度もあったのに、有り得ない程ドキドキしてた。
ずっと昔に経験したファーストキスと同じくらい、鮮明に焼き付いた。
何度も唇を付けては離す彼。
俺が舌を絡めてくるのを待ってるかのような、たまに口を小さく開く仕草。
今すぐにでも舌を絡めたい気持ちを抑えて、彼から舌を絡めてくるのを待った。
「どうしていつもみたいにしてくれないんですか?」
「いつもみたいって?」
「ディープ」
「わからないからやってみて」
「本当いじわるですよね」
彼の舌が口の中に入ってきた。
ぎこちなく俺の舌を探す様に、絡めると言うより舐める様に動く彼の舌。
じれったいけど、嫌いじゃない。
「できないからやってくださいよ」
我慢できなくて舌を絡めた。
彼の舌をしゃふるように吸い付いた後、彼の口の中で舌を止めると、彼も同じ様にしゃぶりついてきた。
そんな彼のキスを楽しんで寝室に移動した。
ベットに横になって、彼の服を1枚ずつ脱がながらキスをした。
パンツに指を掛けた時、相変わらず恥ずかしがりながら電気を消してほしいと言われたけど、聞こえないふりをしてパンツを脱がせた。
この日の前日も、初めて彼とセックスしたクリスマスの日も、上半身は着衣のままだった。
初めて見る彼の全裸、それも明るい部屋で見る彼の全裸。
恥ずかしそうに両手で股間を隠して、体を丸めてる彼を興奮を隠しながら観察した後、俺も服を脱いで抱き合いながらキスをした。
初めて彼と全裸で抱き合った。
彼の表情と鼓動、そしてガチガチのチンポから興奮してる事も緊張してる事も伝わってきた。
いつもより時間を掛けて丁寧に、耳や首、乳首を舐めた。
両方の乳首を弄ったまま、下半身に向かって脇腹を舐めると、擽ったいと体を捩る彼。
そんな彼の下腹部には、体を捩る度に体を伝ってベットに垂れていく程の我慢汁が溜まっていた。
ガチガチの彼のチンポをつまみ上げて、下腹部に溜まっ我慢汁を吸い取って舐めた。
少ししょっぱい我慢汁の味に興奮しながら、彼のチンポを口に咥えた。
そのまま、前日に彼に教えてもらった、彼の好きなところを舐めた。
息を荒くしながら、腰を逃がそうとする彼の腰を抑えながら、暫く舐めてると彼の亀頭がパンパンに膨れ上がった。
「出ます」
「まだ早い」
彼のチンポから口を離して、我慢汁と唾液でヌルヌルになった彼のチンポの裏筋を、亀頭から根元に向かって指先で撫でた。
喘ぎ声の様な唸り声を小さく上げた彼の玉を指先で撫でて遊んだ後、それを口で優しく咥えて舌先で転がすと、今までとはまた違う反応を見せた彼。
「痛かった?」
「気持ちいいです」
同時にお尻の間を指で撫でると、更に体を捩る彼。
反応を楽しんだ後、両足を持ち上げると、彼のアナルが丸見えになった。
「アナル綺麗だね」
「見たらダメですよ」
何かを思い出した様に、慌てアナルを隠そうとする彼が、可愛くてたまらない。
もっと虐めたくなった。
「舐めるのはいい?」
「ダメって言っても舐めるでしょ?」
「ダメって言ったら舐めないよ」
「いじわるしないでください」
「お前の困った顔が可愛いからつい」
「それ、ズルいです」
「で、どうする?」
「もう」
「このまま見てるだけでもいいけど?」
「舐めていいですよ」
「ずいぶん上からだね」
「舐めてください」
泣きそうな顔で恥ずかしがってる彼を確認した後、アナルに舌を伸ばした。
前回の様な抵抗はしてこない。
アナルに舌先が触れた瞬間、ビクッとお尻に力が入る彼。
それが楽しくて舌先で突付くように舐めてると、たまに吐息に雑ざった小さな声が聞こえる様になった。
「言わせた感あっだけど、本当に舐めてほしかったんだ?」
ふぅんと言った感じの甘えた声を出しただけで否定しなかった彼。
そんな彼のアナルを暫く舐めた後、前回同様、たっぷりのローションと時間を使ってアナルを解した。
「無理しなくていいから」
「はい」
俺のチンポにもローションを付けて、ゆっくり挿入を開始した。
前回より緊張してるのか、少し入っただけで顔をしかめて体に力を入れる彼に深呼吸を促した。
前回は亀頭が入った瞬間に痛いと叫んだ彼だけど、この時は歯をくいしばりながら、ウゥッと小さく唸っただけで堪えてくれた。
更に奥まで挿入して、彼に覆い被さる様に抱き締めた。
直に感じる彼の体温や肌の感触が心地いい。
呼吸が早く、吐く息の方が多い彼が落ち着くまでの間、ただ抱き締めたまま、彼の体温や肌の感触を楽しんだ。
「動かすよ?」
彼が首を縦に振ったのを確認して、ゆっくり腰を振った。
感じてる様な吐息や、そこに雑ざる小さな声ではない。
明らかに痛みや不快感を堪えてる感じの小さな唸り声を漏らす彼。
痛みや不快感に堪えて、歯をくいしばりながら顔を歪めた彼の姿に、俺の興奮は最高点に達していた。
彼の耳や首を舐めながら、ゆっくり腰を振り続けると、アナルも慣れてきたのか、耳や首に感じる余裕が少しだけ出てきた彼。
「僕の中で動いてる」
「痛くない?」
「少し痛いけど、それ以上に嬉しいから続けてください」
そんな彼が可愛くて、抱き締める力が強くなった。
もっと彼を支配したいし、もっと彼を味わいたい。
普段のキスより丁寧に、だけど普段のキスより激しく舌を絡めながら、普段のセックスより、丁寧にゆっくり腰を振り続けた。
彼に覆い被さってた体を起こすと、挿入時には萎えてた彼のチンポがガチガチとまではいかないけど、固くなっていた。
「体を起こしたら入ってる感じが凄いです」
そんなもんなんだろうか。
これでも勃起力は多少ある。
体を起こす事で、上を向こうとするチンポの力で、彼のアナルの中から腹部側に掛かる力が強くなったからだろうか。
「体、倒したがいい?」
「大丈夫だけど、なんかゾクゾクします」
まだ、気持ちいいと言った感じの反応は見えない。
ゾクゾクすると言うのも、快感と言うより違和感と言った感じだろうとおもう。
そんな彼のチンポに手を添えた。
イク寸前でお預けしたままだったせいか、既に大量の我慢汁でヌルヌルになった彼のチンポを軽く握ったまま腰を振ると、彼からもれる吐息の質が、それまでとは明らかに違う気持ちよさそうな吐息に変わった。
「イキます」
小さく声の雑ざった吐息をもらしながら、痛いくらいアナルを締め付けてきた。
その直後、今まで見た彼の射精の中で一番の量の濃い精子を飛ばした彼。
衝撃的過ぎて魅入ってしまった。
「めちゃめちゃ出たね」
今までのパターンだと、恥ずかしいだとか、見ないでだとか言って恥ずかしがると思って冷やかしてみたんだけど、予想に反して何も言ってこない彼。
その変わりに、射精した直後から激しく呼吸しながら、たまに小さく唸り声をもらす彼。
アナルが締まったり緩んだりするのをチンポで感じながら腰を振り続け、射精した彼の精子をローション代わりに彼のチンポをしごき続けると、しだいに激しく体を捩りだす彼。
同時に、彼からもれる喘ぎ声の様な唸り声も大きくなった。
たぶん、チンポが擽ったいんだろう。
彼のそんな卑猥な姿を見て冷静でいれるわけがなかった。
そろそろイキそうな事を告げた。
「そのままイッてください、中出しがいい」
「コンドームつけてるから」
「中に出されたいです」
コンドームをつける姿を見られるのが好きじゃないし、コンドームをつける為にそれまでの流れを止めるのが好きじゃない。
普段からコンドームをつけながら挿入する癖がある。
とは言え、それでも気付きそうなものだけど、彼は気付いていなかったんだろうか。
コンドームをつけている事を告げると、凄く悲しそうな顔で、中に出してほしいと言って聞かなくなった。
彼じゃなかったら、面倒臭いヤツだと無視したかもしれないけど、そんな彼が可愛くてたまらなかった。
イキそうになってるのを我慢して腰を振る事を止めた。
一度チンポを抜いてコンドームを外して挿入しなおした。
抜く瞬間と挿入する瞬間に、ウゥッとハッキリ唸った彼。
イク寸前だったせいで、少し乱暴だったかもしれない。
「うわっ」
「お前が中にって言ったろ」
「凄い、ドクドクってなった」
肩で呼吸をする程、疲れてる様子の彼。
それなのに、中出しされた事に感動してる様な表情で嬉しそうに笑いだした。
そんな彼の姿を眺めながらチンポを抜く体勢をとった。
「まだ抜いたら嫌です、小さくなるまでこのままがいい」
「いいけど、痛みは無い?」
「少しヒリヒリして痛いです」
痛いと言いながら、尚も嬉しそうにしてる彼の頭を撫でながらキスをした。
チンポが萎えてきて彼のアナルから抜いた後も、横になってひたすらキスをした。
1日のキスの最多記録と1回のキスの最長記録を軽く更新したと言ってもいいくらい、長い時間キスをしをしてた。
そのまま寝そうになってる彼を無理矢理起こして一緒にシャワーを浴びた。
こんな感じで、彼のアナルセックスのリベンジと、この日の朝、彼に拒否された一緒にシャワーを浴びると言う俺の個人的なリベンジはかなった。
他の出来事も纏めて書くんで、続きはまた。
※元投稿はこちら >>