どうなんでしょう?たいていの人は家庭でイチジク浣腸か、もしくは病院で手術のためガラス製の浣腸器により施されたくらいだと思いますが……イルリガトールという器具による浣腸というのはタンクの水を長いゴム管で降下させるものです。高圧式と呼ばれるくらいで、高い場所に吊るせば必然的に流れる速度も速くなり放っておいても大量の液体を注ぎ込むことができます。
ガラス製とはいえ10リットルも溜まるタンクの大きさは半端なくデカイし、ゴム管を通る液体のスピードも凄まじいものでした。
看護婦の一人が私の肛門にゴム管の先端にあるプラスチック製の刺管を差し込み、別の看護婦が水流を止めたピンチコックを緩めました。
両足を拡げた状態で肛門からどんどん微温水が注入され、頭越しに見えるイルリガトールの目盛りを目で追いながら私は自分のお腹が膨張していくのが分かりました。
5分くらい経過したでしょうか。おそらくその時点で既に2000㏄は注入されていたと思います。それからは全くの未知の領域に突入。下腹部が膨らみほとんど妊婦腹。
「あぁ…お、お願いです。もうダメ!」
「〇子ちゃん、もう少し。頑張れ!」
「た、助けて!…お腹が、お腹が…パンクしちゃうッ!」
「大丈夫!まだいけるヨ!」
「ダメーッ!…し、死んじゃう!」
女医が渋そうな顔で
「仕方ないわねぇ…ちょっと、止めてちょうだい!」
「はーい、3リッター入りました!」
ガソリンスタンドか!
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