ドアのガラスに映った私の表情は、目に涙を浮かべて、セックスの快感に声を出さない様に耐えている女性の表情そのもので、男性さしさの欠片も残っていませんでした。
私は、後ろの男が私の足の間の膝を入れて、股をこじ開けようとするのを、ガクガク震える足に力を入れて抵抗するのがやっとで、彼等のされるがままになっていると、乗車した駅から6駅目の駅のホームに電車が到着しようとしていました。
ドアのガラスから見えるプラットフォームの景色が、いつもと違うことに私は気付きました。
その日は、お正月の特別ダイヤで電車が運行していて、増発された特急の通過待ちをする為、いつもと違うホームに電車が停止しようとしていました。
幸運にも9駅先まで待たなくても、この駅で私の前のドアが開くことがわかりました。
私は、この状況から開放される安堵感から冷静さを取り戻し、彼等から逃げる方法を思い付きました。
電車が停車した瞬間、私は履いていたニーハイブーツのピンヒールで、後ろの男性の足の甲を強く踏みつけました。
私の胸を揉みながら、お尻の方からショーツの中に手を入れていた後ろの男性は、短い呻き声をあげて私の体を離しました。
私は、その隙に開いたドアからホームに飛び出しました。
勢い余ってホームに転びそうになりましたが、私は一緒に降りた乗客達の流れに乗り、その場から逃げることが出来ました。
後ろを振り返ると、先程の三人組は後を追ってくる様子はありませんでした。
私は改札に通じる階段を昇りながら、身なりを整えようと思いましたが、ショーツやタイツを履き直すには人目が多かったので、取り敢えず手に持った荷物でスカートの中を覗かれない様にしました。
私が階段を昇りきった所で、後ろから来た年配の女性に突然声をかけられました。
彼女の方を振り返ると、彼女は私の肘を掴んで、私を女子トイレの方に連れて行き、人に見られない状態になった時に、私の左の腰の辺りを指さし何か注意をしてくれました。
私が視線を落すと、コートの腰の辺りに、白い粘着性のある液体が付着していました。
いつの間にか、私の左側にいた男が私の下腹部を触りながら、射精していたことに気が付きました。
コートには、ペニスの先端を擦りつけた様な跡が生々しく残っていました。
先程の痴漢グループが私の後を追ってこなかった理由は、きっと彼等がペニスを露出した状態だったからなのではないかと思いました。
私は、その女性にお礼の会釈をして、慌てて女子トイレの個室に入り、コートを脱いで備え付けのトイレットペーパーで、その男の精液を拭き取りました。
コート以外にも、精液が付いていないか確認するためにスカートを捲ってみると、太ももの付け根まで下ろされたショーツとタイツに大量の精液が付着していて、捲ったスカートの裏地から糸をひいていました。
私は、取り敢えずスカートの裏地に付いた精液を拭き取り、ブーツとタイツとショーツを脱ぎました
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