私は慌ててアイマスクを手に取り着けました。
チラッと鏡でそれを確認する間も無くママに背を押され部屋を出ました。
ステージへ続く通りにカーテンが引かれています。
照明はかなり暗く足元もはっきりしません。
ママに手を引かれカーテンを潜る様に進みました。
ステージだけが僅かに明るく、客席の方は人が居る事は分かりますがどんな人達なのかは判然としません。
それよりも長々と視線を合わせる事が……
恥ずかしさと緊張で押し潰されそうです。
ステージのマットレスの上に上がり、膝立ちで向かい合ってママと抱き合います。
すかさず音楽が流れ、スポットライトが二人を照らします。
一瞬「オッ」と何人かの声が聞こえました。
もう私は舞い上がってしまって、ママの唇が私の唇を塞いだ瞬間からほとんど記憶がありません。
ママが囁く度に操られた人形の様に動くだけです。
僅かに最後、ペニパンで犯されながら逝った事だけ。
暫く意識が無かった様ですが、狭い店に響く拍手の音で気が付きました。
強烈な羞恥心が沸き上がり、心配そうに私を見下ろすママを押しのけてステージを這うように下り、部屋に逃げ帰りました。
すぐにママが追い掛けて来て、「トモちゃん大盛況よ。ありがとうお願いして良かったわ。」
「もう良いかしら?」晶子さんがママに問い掛けます。
私は気が動転していて、晶子さんの居る事さえ気付いていませんでした。
「晶子ちゃんお願いね。トモちゃん私次があるから先にシャワー使うわね。」と言うとシャワー室に消えました。
膝を抱えうなだれた私の肩を無言でポンと叩いて、晶子さんが部屋を出ていきました。
優しい人です。
目眩く快感とこんな事をしている自分への嫌悪感の間で揺れていました。
ママがシャワー室から出て来て、「シャワーどうぞ、あらどうしたの?」
私の横に腰を降ろして、「ネェもしも良かったら後半のフリータイムも参加してくれない?」
フリータイム……?、聞かなくても想像できました。
半ば自棄になってたかもしれません。
無言で頷いてしまいました。
シャワーの後着替えたら、カウンターの中からショーを見てくれても良いわよとママに言われましたが、気が進みませんでした。
お店の方から時折歓声が聞こえます。
落ち着いて来るとやはり気になります。
カウンターの中ではたかくんが忙しそうに動いていました。
邪魔にならない様に端に寄ってステージに目をやりました。
そこには両手を吊り上げられた晶子さんがいました。
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