続きです
ドクンッ!!!!
自分でもびっくりするほど心臓が大きく脈打ちます。
携帯に集中していて気づかなかったのか、びっくりして振り向くとサラリーマンっぽい感じの人がいました。
「ねぇ、誰か待ってるの?」
突然のことに驚きながらも、声を出したら女の子じゃないのがバレてしまうと思った私は、顔を隠すようにうつむきながら無言で首を振ります。
「そっか~、俺も一人なんだよね♪」
そう言いながら、彼は私の隣に座ってきました。
いきなり話しかけられてすっかりテンパってしまった私は、身動きも出来ず、うつむくことしか出来ません。
そんな私のそばで彼は何やらいろいろ喋っていますが、私の頭の中はいっぱいいっぱいでまったく頭の中に入ってきません。
『少し酔ってるのかな…、お願いだから早くどこかに行って…』
彼はときどき私に質問してきますが、私はそれにうつむきがちに無言で答えていました。
「ね~、何かしゃべってよ?」
しばらく経っても帰る気配がないし、このままだときりがない。
でも、何も言わずに逃げたりしたら着いて来られるかもしれないし…
『…仕方ない』
これは、望んでじゃなくて仕方なくなんだと自分に何度も言い聞かせ、私はゆっくりと口を開きました。
「……あ、あのぉ…」
まるで初めて『女の子』になった時の衝撃のように、胸のドキドキが押さえられません。
言ったらどうなるか分からない…。でも、言わなきゃ。
「…ご、ごめんなさいっ…私、男なんですっ!!」
か細い声でそう言いきったあと、彼がどんな反応を返してくるのか、私はビクビクしながら待ちました。
「えっ?うそっ、マジで?!お人形さんみたいなのに?」
そんな彼の優しい反応にホッとしながら、私は無言で何度も頷きます。
よかった、これでやっと何処かに行ってくれるはず…。
すいません、携帯で打ち込んでるのでもう少し続きます
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