けっこう長いいやな沈黙が続いて気が付いたら
俺は胸の前でゆるく腕を組んでた
内心ばれたくないと思って体が自然とそうなったんだと思う、完全に手遅れだけど
サワちゃんの服装にもようやく気が
回るようになってサワちゃんも上下ジャージって
気付いた
少しづつ作戦を考えた
とりあえずこのコンビニの前に長居をするのは
キケンな気がしてならなかったから
場所を移動したかった
ファミレスしかないけど朝ごはんどう?と
言ったら、え、はい、いいけどと
驚いた顔で俺の胸を見た
混乱しててバレバレの(下着)女装状態なのを
また思い出した
そのままだと何処に行っても変態だということに
気付いて止めてくれた(と思う)サワちゃん
相手の気持ちを常に考えながら話してる所が
仕事上でもみんなが信頼する理由
それに助けられたんだと思う
ちょっと待っててくださいと言って
店内に戻ってサンドイッチとカップのコーヒーを
買うサワちゃん
なんとか二つのカップを持って袋をさげて来て
隣に座っても良いんですかと言われて
助手席のドアを開けた
走り出してからは
運転しながら食べるんなら
気をつけてくださいね、後からでも大丈夫だし
あそこで左に曲がってくださいとか
今まで見たことなかった普通の笑顔で
どんどんしゃべるサワちゃんに驚きながら
サワちゃんの住んでるマンションと
思われる場所に着いた。
遠くまですみませんでした
これくらい離れると安い所もあったから
こんな所に決めちゃったんですと
言われたけど
見たことなかったサワちゃんに押されて
距離感も何も覚えてなかった
裏の空き地みたいな所は大丈夫だからって所に
車を置いてサワちゃんの部屋へ
まだボーっとしてた俺の正面に座ったサワちゃん
中腰で俺の胸元を覗くようにしてきた
どんな感じのを着けてるんですか
見せてほしいですと言われた時にはなぜか
今逆らったらやばい事になるみたいな気持ちになってそっとファスナーを下げた
かわいいプリント柄のを見て一番の笑顔で
カワイイーっと言ってくれた
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