そのスナックでのバイトを持ちかけて
きた中年男性は、スナックの経営者でした。
40歳代後半くらいの長身でイケメンの男性
でした。
月曜日の夕方、その人に教えられた店に
行ってみると、その男性がお店の前に立って
待っていました。
事前に訪問の日時を知らせてましたから。
まだお店は開けてなくて、準備中のよう
でした。
ただ、店の扉に「会員制」と書かれていて、
何だか奇異な感じがしました。
その男性に導かれて店内に入ると、10坪も
ないような狭いスナック・バーでした。
そして、カウンターの中で小柄なお爺さんが
開店準備をしていました。
60歳過ぎのハゲ頭の優しそうなお爺さんでした。
僕を連れてきた中年男性が、そのお爺さんに
「バイト候補を連れて来たよ。まず、今夜は
お試しで店に出てくれるそうだ。これほどの
上玉はめったに居ない。大切にしてあげよう
や。」
と言いました。
すると、そのお爺さんが
「ああら、ホントに可愛い子ねぇ・・・べっぴん
さん、ようこそ。あなたならモテるわよ。
ウチの店のスターになってね。」
と、あからさまなオネェ口調で、僕の顔や
全身を舐めるように見ながら言いました。
僕は、何だか想定と違う、と戸惑いましたが、とにかく今夜だけの「お試し」だからと
思い直してました。
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