「お前が変態だとバラしてやる」と半ば脅かされながら、私はその男に従って歩きました。
そんなことを職場や世間に言いふらされる
ことは絶対に避けたかった。
私が彼に従っていれば・・・言わば、二人だけの秘密を守ってもらえるなら、そのほうが良いと思ってました。
それに・・・彼は還暦近い年齢ですが、小柄な私よりはるかに長身で逞しい男性でした。
そして・・・あの、映画館内での熱いキスや
巧みな舌使いが脳裏に残ってました。
そう・・・私は、私の本性は、淫乱なウケでした。
彼の住まいであるアパートは、都会の片隅に取り残されたようなオンボロな二階建ての木造家屋でした。
それまでの口ぶりから、彼は一人暮らしだそうです。彼が、これまでどんな人生を送ってきたのか、想像できませんでした。
※元投稿はこちら >>