チカ、引き出しのなかからごそごそと何か引き出してきた。
私の手に渡すと、これで録音してきて。抑揚の無い声で言った。
渡されたのはボイスレコーダー。無機質な機械見ながら言った。
「どうすればいいの?」
チカ、微笑みながら、優しく言う。
「さつきに電話して」
訳わかんない。
「これで、さつきとの事録音してきて」
息荒くしながら肩上下にしてるチカ抱きしめた。
「わかった。する。さつきに抱かれる」振り絞るように言った。
電話したけどなかなか出ない。10コールくらいでやっと出た。
「どうしたの?」
それだけで身構えた。やっぱり無理なのかな?でも、たるしかない。
息吸い込んで呼吸整える。
「今度の土曜日ひまですか?」
言うまで覚悟が要った。
「どうしたの?私は大丈夫だよ。」
何とも無いようにさつきが言う。
「じゃあ、10時くらいに行きます。」
慌てて電話切った。
これでいい?チカニッコリ笑って頷いてる。
そっとボイスレコーダー渡された。
土曜日。さつきのマンションに向かう私、解体場に向かう牛みたい。
ベル鳴らすといきなり画面にさつきの顔。
「早く来て」
慌ててエレベーターのボタン押す。
部屋のドアの前、息整えてベル押す。
間髪置かずドアが開く。満笑みの表情で迎え入れてくれる。
「どうしたの?チカじゃ我慢できなくなった?」
私の手、ひきながらさつきが言う。
頷きながら、どうなっちゃうんだろう?思ってた。
さつき、いきなりキスしてきた。チカの方が上手だけど、今の私には十分。
チカがスカートのホック外してファスナー下した。
スカートが落ちる。その時、ゴンって大きい音がした。
不思議そうな顔してさつきスカート雅ぐる。
「何これ?」
暫くの沈黙の後
「フーン、そうなんだ、チカってば寝取られの変態なんだ」
蔑むように言った。何か反発があった。でも、反論できない。
「じゃあ、チカ一杯感じさせようかね。」
ボイスレコーダー枕元に置いて、さつきの拷問始まった。
ゴメン。又
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