ごめん、飛んだ。
美沙さんが優しく言いながらスーツ整える。
「やっぱ似合ってる」
さつきが何度も言う。
鏡に映った自分見てビックリした。男装の麗人。宝塚のスターみたい。
美沙さんが唇寄せて来た。
「鏡見て」
言われるまま鏡見た。素敵な女性からキスされる男性。
アブノーマルの極致。今まで我慢させられてた快楽の炎が出口求めて噴き出してくる。
「スズさんに逝かされたかった?」
耳元でさつきが囁く。美容室の事が蘇る。
首横に振って微かな抵抗するんだけど抵抗にすらならなかった。
「逝かせてもらいたかったんでしょ?」
追い打ちを掛けるさつきに、抗じるすべなかった。
男性のかっこした私をソファに押し付けると美沙さんが覆いかぶさって来た。
ズボンのファスナーを下すと、ズボンとショーツ一気に下げられた。
いきなりぺ二バンが私を貫く。あっという間に逝ってしまった。
でも腰の動き止まらない。それどころか激しくなる。
男性の恰好した女性が、女性の恰好をした人のペニスから犯される。
アブノーマルのシチュエーションが快楽倍増させる。
「スズ良かった?」
いきなり美沙さんが言う。
突然の言葉に戸惑った。それ、分かったのか美沙さんが追い打ちかける。
「逝かされたかったんでしょ?」
ズバリ突いてきた。
「いいのよ、スズで逝っても」
耳元で囁く美沙さんに敗北の声上げた。
「逝く、逝く、スズ逝く!」
身体震わせて美沙さんにしがみ付く私を見てさつきが言った。
「私の勝だね」って。
美沙さんも「そうね、さつきの勝だね」って。
訳わかんないうちに、さつきからの責め受けてた。
ソファに座ったさつきに跨るように自分から腰動かしてた。
腰動かしながらさつきの舌受け止め、唾送り込まれる。
喜んで受け止める。そして私の唾送り返す。その繰り返し。
どれほどの時間経ったんだろう。気づいたらさつきのベッドで二人で寝てた。
時計を見ると1時過ぎてる。早く寝なきゃって思うけど、一度覚めた頭、なかなか眠りに入れない。
其のうえ、身体の興奮引きづったまま。思わず股間に手伸ばした。
濡れてる。しかもグッショリ。指が撫でる。ただ、快楽求めるためじゃなく落ち着くため。
ゆったりと微睡みながらいつしか闇に落ちていった。
朝、目覚ましの音で目覚ました。目覚ましなければ何時までも寝てただろう。
それほど身体と精神くたびれていた。
会社の制服着てダイニングに行くと美沙さんがキッチンに立っていた。
「おはようございます」挨拶する私に、
「よく眠れた?これからは土日は一緒に過ごすのよ」
抵抗させない、それでいて静かな声で振り向きもせず言った。
さつきが遅れて来ると
「春香の制服可愛い」って抱き着いてきた。
そのまま私の唇を奪う。舌絡ます本格的なキス。
「はいそこまで。時間ないでしょ」
美沙さんの声に慌てて食事してバタバタと部屋出た。
「朝も同じ時間帯だったんだね」駅に向かいながらさつきが言う
「これなら毎日痴漢できるね」
ぎょっとした。この娘なら本当にしかねない。いや、きっとする。
考えただけでショーツ潤って来る。
電車が着き押し込まれる様に中に入る。身構える私にさつき、何もしてこない。
駅に着くたび身構える私をあざ笑うように何もしないさつき。
到着駅に着いた。改札抜ける時、耳元でさつきが言う
「期待してたんでしょ?お わ ず け」
ビクンってした。それに続けたさつきの言葉
「業務中、私の事考えてオナニーしてね」
チカもさつきも同じ。やっぱオナニーさせたがるのかな。
でも、しちゃうんだろうって思ってた。
ゴメン又
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