口に手当てたまま固まってるチカの肩にそっと手、置いた。
ビクンって振り返ったけど、微笑む私見て安心したのかやっと笑顔になった。
「どうして?春香姉さん知ってたの?」
私の耳元に口寄せて呟く様にいう。
「ゴメン。知ってた。」
謝った私のお尻、ギュって抓った。
「皆、何固まってるの。時間たっぷりあるし楽しもうよ。」
さつきが明るく言う。
「春香、ちょっとこっちに来て」
言われるまま隣の部屋に連れていかれた。
そこにあったのは、例の中学生の夏物の制服。
「これに着替えて、早く!」
急かされる様に中学生になった。コスプレみたいで、嫌いではない。
でも、今日はチカがいる。チカの前では醜態晒したくない。
チカ達の部屋に戻ると二人はどうしていいのか解らず固まったままだった。
部屋に戻った私見て最初に声上げたのはチカ。
「どうしたの?」
キョトンとしてチカが聞いてくる。
似合う?精一杯明るく言ったはずだけど声裏返ってたかも。
チカ、すべてお見通しの様に「凄く可愛い」って。
二人きりだったらきっと抱き合ってキスしてただろう。
そんな時、いきなりさつきが言った。
「二人でキスして。」って。
チカと二人顔見合せた。先に唇寄せて来たのはチカ。
さつきに、二人の事認めさせるんだ、って意識充分。
クネクネと動く舌受け、いつしか私も舌絡ませてた。
途中、巧君見ると股間大きくして真っ赤な顔してる。
面白くなってわざと音立ててキスした。
「はい、お仕舞。ここまで」
さつきの言葉にやっと我に返った。チカ、名残惜しそうに上目遣いに見てる。
可愛い。ふたりきりなら押し倒すのに、って思う間もなきさつきの声。
「春奈、皆にジュース持ってきて」
訳わかんないまま台所に行った。
コップにジュース継ぎ分けてる時、大きな声が聞こえた。
「駄目、駄目、お願い許して」
チカの声だった。だんだん抵抗の声から、甘い声に変ったころ、
ジュースを持って部屋に戻った。
思わず持ってたお盆落としそうになった。
ゴメン。続き又
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