マネージャーと言っても、私の仕事は部室の掃除と洗濯といった雑用ばかりでした。
そして、私が1番大好きな時間が、部員達へのお説教タイムでした。
この時だけ、私は先生の隣に居られるから。
なぜ私が隣に居られるのか、それはみんなへの体罰を代わりに受けるのが私だから。
同級生の覚えが悪いからとビンタされ、集中力がない先輩の代わりに往復ビンタされました。
本人達を殴れない分、私がすべて殴られました。
腕の運びが悪いと腕を叩かれ、足が、腰の動きが悪い時は、容赦なく私の足や腰に先生の蹴りが入ります。
「お前達が気を抜いたり、ミスをすれば弥生がバツを受ける!だから真剣にやれ!」
と、先生が激を飛ばします。
可哀想だと私を見て、真剣に取り組む部員がほとんどですが、もうレギュラーを望めない先輩の中には、わざとミスをして私が先生に体罰を受けるのを、面白がって見ている人もいました。
でも、楽しんでる先輩には申し訳ないですけど、私は先輩達のおかげで先生の体罰を受けられると思うと、感謝しかありませんでした。
さらに、私の愛情は歪んでいきました。
先生と二人きりになれる空間を見つけたんです。
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