私が愛した人は亜樹(アキ)さん・・・あくまで仮名ですけど・・・という名前のステキな女性です。
アキさんは私より年下の37歳の独身女性で、
女性としては長身のキリッとした凛々しい人です。
アキさんは、昨年末頃に私の住むマンションの隣室に引っ越して来ました。
それ以来は何と言ってもお隣さんですから、時々お話しする機会があって親しくなりました。
私は専業主婦ですからお昼間も居ますし、何故か?アキさんもお昼間も居ることがあって、それで、会って話をする機会が増えて、
なおさら親しくなりました。
彼女のお仕事を尋ねたら
「私はね、夜のお仕事なのよ。つまり水商売ね。飲食店というかスナック経営してる。」
とのことでした。
彼女は独身者ですし、私もお昼間は独りきりなので、昼下がりの時間帯は彼女が私の部屋に遊びに来るようになりました。
ある日の昼下がり、私の部屋で二人で紅茶を飲みながら他愛もない世間話をしていると、
ふとアキさんが私を見つめて
「理沙ちゃんって・・小柄で可愛いね。私より年上には見えないな。」
と囁くように言いました。
私は、その言い方に何故だかドギマギして
「え?・・その・・ほら、私みたいな世間知らずなオバさんは・・若く見えるのかも・・・。」
と答えてました。
それまで向かい合って会話をしていたのに、
アキさんは紅茶茶碗を置いて、私が座ってるソファの隣に移動して来て・・・
「あんた、自分じゃ気づいてないだろうけど・・可愛くて魅力あるよ。男どもにモテるでしょ?・・・男だけじゃなく、ある種の女にも・・・。」
と、私を見つめながら囁きました。
そして、アキさんは・・・左手を私の肩に乗せ、右手で私の手を取りました。
「ね、理沙ちゃん・・私は確かにスナック経営者だけど・・実は、主に女性が来る会員制のお店なの・・・わかる?この意味・・・。」
と、舐めるような目つきで言いました。
私は世間知らずですが、その意味は分かりました。そして・・・アキさんみたいなステキで
凛々しい感じの、いわゆるハンサムウーマンなら・・似合うと感じました。
それが・・私の恋の始まりでした。
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