よろしければ私たち夫婦のことも少し触れてみたいと思います。ちなみに私たち夫婦が受けた性治療は、和恵さん夫婦と重なる部分もあれば異なる部分もありますので、多少の重複や食い違いがあることはお許しください。ともあれ私たち夫婦が同じ療法でセックスレスを克服し、理想的な夫婦の主従関係を手に入れられたことはまったく変わりございません。
さて私の名前は佳代子とさせてください。私たちは30代後半の夫婦で、夫はちょっとした建設会社の社長をしております。夫は職業がら、非常に保守的な思考の持ち主で、女は男に従うべきものという考えを夫婦関係においても貫いていました。その夫が数年前にED(勃起不全)に陥ったのです。そのせいで夫は苛立ち、夫婦関係にも微妙な影を落としていました。しかし男性とは不思議なもので、夫は私が手でしごいたり足でペニスを踏んだりしてやると激しく勃起して何度でも射精にいたるのです。けれども肝心の夫婦のセックスになると駄目なのでした。これは男尊女卑的な夫にとっては屈辱だったことでしょうが、妻の私もつらいのは同じでした。女盛りの肉体と性のエネルギーを持て余しているのに、何年も夫にセックスしてもらえないのですから。満たされない私は、いろいろな性具で一日に何度も膣オナニーやクリトリス責めによるアクメを繰り返しましたが、心の傷は決して癒やされることはありませんでした。
そんな私たち夫婦がいろいろと検索した末、ようやくたどり着けたのが晶子先生のカウンセリングだったのです。数多くのセックスレス夫婦を性的治療で円満夫婦に導いてきたという晶子先生のクリニックに、私たち夫婦は藁をもすがる思いで門を叩いたのでした。
当日、私たち夫婦は受け付けで若い女性と問診を交わしたあと、誓約書にサインして晶子先生のカウンセリングを待ったのです。同じ待合室にいた先客夫婦のご主人は、私たち夫婦が初診なのを知ると、緊張してる私たちに「ここの先生は名医ですから安心してくださいね」と助言してくれ、奥様も私と夫のことを交互に見比べながら意味ありげに微笑むのでした。ちなみこの美しい奥様と私はのちに性的にも非常に親しい間柄になりますが、そのことはまたの機会に。
やがて診療室の中から「〇〇さんの奥様、お入りください」の声がかかると、ご主人は、嬉しそうに立ち上がった美しい奥様のことを眩しそうに見ながら見送っていたのが印象的でした。
※元投稿はこちら >>