治療初日の夜。
先に帰宅してヤキモキしながら和恵さんを待っていたのはご主人の方でした。治療は昼間なのに帰宅予定の時刻はとうに過ぎていたからです。
「ごめんね、あなた。治療のあと、どうしても優子と二人きりになりたくて…それで優子のマンションに寄ってきたの。」
玄関にあらわれた和恵さんは昼間の支配的な口調とはうって変わり、急に女らしくて優しい態度でご主人はほっとしました。そのうえ和恵さんの美貌はピンクに上気していて、瞳も色っぽく潤み、体臭も甘ったるい女性のフェロモン満開だったのです。
(うわ、女性が一度でもレズビアンを経験するとこんなにも美しく女らしくなるものなのか…)
ご主人はそんな想像をすると、奥様のことがたまらなく美しく性的な存在に見え、押し倒してしまいたいほど勃起してしまったそうです。
治療内容のことはもちろん、そのあと奥様がなぜ優子さんと二人きりになったのかなど、ご主人には聞きたいことが山ほどありましたが、デリケートな問題なのであえてそのことを話題にするのは控えましたが、奥様は何かを思い出しながら、
「やっぱり晶子先生は素敵な女性だったわ、他の奥様たちもみんな美しい女性たちばかりですぐに親しくなれたの!」と女の幸せオーラに包まれてるのを見ると、勃起不全だったはずのご主人は奥様に対して痛いくらいに勃起してたのです。
「なあ、和恵。今晩ひさしぶりにしてみないか?」
自信を取り戻せるような気がしたご主人でしたが、奥様の反応はにべもないものでした。
「ごめん、今日は一日いろいろなことがあったから、あなたとはそういう気になれないの」ご主人が腰に手を回してキスしようとするのをやんわり制すると「あとね、私、晶子先生や他の奥様たちといろいろあったからもうヘトヘトなの。悪いけど今晩のふたりの夕食はあなたが作ってくれる?食材は冷蔵庫にあるから」と、そそくさとシャワーを浴びに浴室に消えてしまうのでした。
せめて奥様の裸だけでも見たいと思ったご主人は浴室の扉の隙間から覗こうとしましたが、すぐさま奥様に気づかれてしまい、
「いやらしい!もう男性には裸を見られたくありませんっ!」とタオルで前を隠した奥様に平手打ちされてしまったそうです。
ご主人のもとにクリニックの晶子先生から、治療が終わるまで夫婦のセックスは厳禁しますとメールの指示が届いたのはその翌日でした。
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