私は思い悩んだあげく、結局・・・その翌日の
夜も・・そのお店に足を向けてしまいました。
ミチルさんへの裏切りになるような気がしてましたが・・・私にレズビアンの悦びを教え込んだのに放っているミチルさんも悪いんだ・・・と、私自身に言い聞かせてました。
前夜よりも遅い時間帯に・・・まるで何かを?
期待してるみたいでした。
そんな自分の秘かな期待を隠すように、決して派手じゃなく、地味でお堅い服装でした。
白いブラウスに、膝丈の黒いタイトスカートで、普通の奥様という感じにしました。
かなり緊張して、お店のドアを押し開けると、店内は前夜と違って3人のお客さんが
カウンターのスツールに座って談話して
ました。
私は思わず気後れして、入り口で佇んでしまいましたが、ママさんがすぐに気づいて
「あら、嬉しいわね。真由さん、来てくれたのね。大歓迎よ。」
と、声をかけてくれました。
私はオドオドしながらも
「は、はい・・また来ました。」
と、小さな声で答えて、カウンターの片隅のスツールに腰掛けました。
3人の先客さんたちが一斉に私を見ました。
まるで私を値踏みするように、私の顔と服装・・・ブラウスとタイトスカートの下の体を
舐めるような視線で見てるのを感じました。
その視線に犯されてる気持ちになりました。
私は出来るだけ上品に、ママさんにワインを注文して・・・一瞬、ママさんを見つめました。
他の3人のお客さんは常連らしく、ママさんと親しげに話してましたが、ママさんが
「あの、みんなに紹介しとくね。この人は
真由さんと言って、昨夜からの新しいお仲間です。よろしくね。」
と、先客さんたちに紹介してくれました。
私はドギマギしながら
「あ、あの・・・真由って言います。全くの新顔ですけど・・・あの・・・よろしく、お願いします。」
と、消え入るような声を出してました。
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