かつての、奴隷同然だった自分を思い出すと、レズビアン向け風俗の元同僚の女の子を思い出します。
あくまで人の話なので、かなりフェイクを交えますが書かせていただきます。
その女の子は私より少し年下でしたが、アナウンサーや女優さんのようなものすごい美人で、セックスの技術も凄かったので、当時はお店でナンバーワンのキャストでした。
しかし、意外にも、小さな頃は、クラスに必ず一人はいるような、教室の隅で一人で本を読んでいるようなおとなしい子で、クラスには一人も友人がいなかったそうです。
しかし、周りの女の子と同じように、やがて恋愛に興味を抱くようになったそうです。
その頃から自分は女性が好きだと自覚していた彼女は、当時普及し始めていたネットの掲示板で話し相手を探すようになったそうです。
恋バナをするような友人はいなかったし、親にも女性が好きだとは言えなかったのでしょう…。
やがて、親身に話を聞いてくれる、バイセクシャルの女性と親しい仲になったそうです。
親しいとは言っても、自分の母親よりも年上の人なので、最初は憧れの先生のような存在だったそうです。
しかし、会ってみると、年齢を感じさせない美しさと、キャリアウーマンとしての上品さと余裕がある態度に、彼女の方から惹かれてしまったそうです。
ですが、上品なのは上辺だけで、すぐに彼女の身体を求めてきたそうです。
正直、社会人になっても間もないような娘がいる母親が、娘よりも年若い女の子に手を出すなんて、同性同士でも理解に苦しむこと話だと私は思います。
しかし、ただ一人孤独を癒してくれる女性に反論などできず、彼女は相手の思うがままになっていったそうです。
セックスの事なんて何も知らなかったし、あまり好きではなかったけれど、セックスの後に抱きしめてキスをしてくれることだけが、なによりも嬉しかったと言っていました。
相手の女性が節税用に所有するマンションの一室で、二人の逢瀬は続いたそうです。
たまには、家庭科の授業で習ったばかりの料理を振舞ったりして過ごすことで、彼女は相手の家族よりも、自分こそが相手にとっての本当の伴侶だと思い込もうとしたそうです。この辺は普通の愛人と変わりませんね…。
しかし、相手は彼女を性欲解消用のおもちゃとしか考えてなかったようで。
ある祝日、一日中イチャイチャできると期待して、二人の逢瀬用の部屋に行くと、いきなり有無を言わさず様々な玩具を使われて、途中からは明らかに日本人向けとは思えない形やサイズの玩具まで使われてしまい、何度も無理矢理いかされて、「もう無理だ」と何度言っても、相手は笑みを浮かべるだけだったそうです。
失神するようにいかされた後で、シミだらけでびしょびしょのシーツの真ん中で、玩具の山に囲まれて一人目を覚ますと、テーブルに置き書きだけを残して相手は家族の待つ家へと帰っていたそうです。
生まれて初めて心から惨めさを感じて泣いた瞬間だと彼女は言っていました。
その後、相手にいきなり捨てられた彼女は、自分の中のマイナスの感情を吐き出すように、ネットなどで出会った女性たちと一夜限りの関係を繰り返し、それだけでは飽き足らずにやがて夜の世界へと飛び込みました。
お店には、生活のために嫌々同性の相手をする女の子もいたのに、ただただセックスがしたくて店に在籍する彼女がトップの活躍をしていたのは皮肉な話ですが…。
お恥ずかしい話ですが、同じ店で働く同僚にもかかわらず、彼女の誘いに負けて、身体を差し出したことが何度かありました。
一つは彼女の息を飲むような美しさに惹かれたこと。もう一つは、それで彼女の孤独が癒えるなら…と思わせるような切実さを彼女が纏っていたからでした。
いつか、本当に素敵なただ一人の相手に彼女が出会えればいいなと思います。
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