続きについてご要望を貰いましたので、書かせていただきます。
高校卒業後、ノゾミさんからは、自分の元に留まる限りは生活も学費も援助すると伝えられたのですが、このままでは今の生活から抜け出せなくなると思い、ノゾミさんはもちろん、母にも内緒で、僅かな貯金を持って、その地域で一番の都市に引っ越して、住み込みのアルバイトで生計を立てました。
バイト先のオーナー夫婦は気さくな方で、給料は安いけれど暫くは楽しく暮らしていました。
しかし、最後まで同性の体を受け入れきれなかったKとは違い、私はすっかりノゾミさんやその仲間たちにカラダを変えられていたのでしょうね。女性に自分の身体を弄ばれたいという欲求が抑えきれなくなりました。
仕事の後、フラフラとバスターミナルのノゾミさんの家方向の停留場に行きかけて、途中で思い留まるということを何度か繰り返してしまいました。
結局、ガラケーのサイトで知り合った人を頼りに、当時はまだマイナーだったレズビアン向けの風俗に行き着きました。
最初は客として利用していましたが、少ないバイト代だけでは足りず、やがてキャストとして働くようになり、半年近く経つ頃には、元のバイトを辞め、フルでお店で働くようになりました。
お客として利用していた時とは違い、キャストになったからにはどんなお客様でも相手をしなくてはなりませんが、レズビアン向けの風俗など当時はマイナーな世界で、会員制の店だったため、身なりの良い綺麗なお姉さまばかりで楽しく仕事ができて、この世界こそ自分の天職だと強く思いました。
自分のプレイや身体を褒められるのも嬉しかったですし。
しかし、2年ほど続けたところで、ノゾミさんのパーティー仲間の一人だった教師と、お客として再会してしまい、すぐに逃げるように再びその街を去りました。
東京や大阪のような大都会に住むことも考えましたが、結局はそう遠くはない、地方の都市(とは言っても地下鉄ぐらいはありますが)に移り住みました。
そこでも最初は昼間の仕事をしましたが、やはりレズビアン向けの夜の世界に飛び込み、今に至ります。
少し前にレズビアン向け風俗を扱った漫画がヒットして、世間に認知されたのか、今は常連のお客様だけでなく、バイセクシャルの方や、男性のパートナーがいるというお客様も多く、毎日忙しく働いています。
本当は40代や50代のお姉様が好きなのですが、どういうわけか、年下の20歳過ぎのOLさんや、アルバイトで稼いだお金を握りしめてやってくる女子大学生・専門学生からの指名やリピートがやけに多くて戸惑っています。
10歳も年下の学生のお客様から、内定の通知を片手に、「これからは自分が面倒みるから一緒になって欲しい」とプロポーズを受けたことも二回あります。流石に、自分を大切にしてと説得して、泣く泣く諦めて貰いましたが…。
そんな感じで年上のお姉様との出会いを夢見ながら、少なくとも身体の方は満たされた毎日を送っています。
それでも、いい歳をして自分にはセックスしかできることがないという現実に打ちのめされることも多いですが…。
ちなみにノゾミさんは、ステキな美魔女さんになり、今では不動産収入以外に色々と手を伸ばしているみたいで、やり手の女性起業家として地元の経済紙に取り上げられてました。ネットで偶然見つけたのですが、私やKにしていたことが夢かと思えるほど、立派な人として取り上げられていました。
長々と自分のことなど語ってしまい申し訳ありません。
本当に、女性と抱き合うこと以外何もない人生ですが、こうしてどなたかの目に留まることができて嬉しいです。
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