大に入って以来 席離れたRの目は ゾッとした。講義終わるや すっと近づいて微笑み「ちょっと良い?」と声掛けられた時は 狼狽え過ぎて 椅子の足に躓いた位。本能的に気を付け姿勢で固まり「はい!」と声も裏返り周りが奇異な目を向ける程。Rはウインクし背を向け歩き出し 私は慌てて後を。人気無い所で向き直り「私 貴女に何か悪い事した?」「ううん!」と又 気を付けを!
「なら さっきのアレは何?嫌いになった?」 「い いえ!」「そう?私 最初は貴女を利用したけど 誠心誠意尽くしたつもりよ。しかも利用も その理由も全て晒して もう後には退けないの!分かるよね?」「は はい!」「見捨てたいなら借り返して!私があの時 気付かなかったら凄い事になってたよね?利子までとは言わないし 負けたげる。此処で真っ裸になってよ!貴女 強いって言うから後ろで手だけ縛らせて貰う!この近くに某運動部有るから その格好で押し込むだけで勘弁したげる。それでお別れよ!軽いでしょ?まさか 突っ張ってた貴女が逃げないよね?」とRは髪の組み紐を解いたの。私 その目と勢いに腰が抜けて手を合わせたわ。「大好き!そんな事言わないで!何でも言う事聞くから!」と思わず。初めて心が真に折れたの
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