おかしい。心も身体も。
昨日は昼過ぎまで布団に包まって自分で慰めてた。
でも、物足りない。 何かが違う。
あの、押し寄せてくるような快感がない。
蝋燭が燃えてるようなもの。
爆発がないの。
結局、グズグズ起き出して外に出た。
あてもない。 でも、ジッとしてるのに耐えきれなかった。
身体の中から燻った炎がじわじわ湧いてくる。
気づいたら喫茶店の前に立ってた。
躊躇いの後、気合入れるように深呼吸してドア 開けた。
カウベルの音、やけに大きく響く。
「いらっしゃいませ。」
顔も上げず店員さんが言う。
奥の席に座ってしばらくボーっとしてた。
(何でここ来たんだろう?)
解るはずもなかった。
「いらっしゃい。」
メニューを持ったママがいた。
「来ると思ってた。 まあ、景子がいないってのは予想外だったけどね。」
ママお客さんに気づかれないように髪撫でながら言う。
「何飲む? それとも、すぐ奥に行く?」
妖艶な瞳で私を覗き込んで、手 握ってきた。
返事できない私の手を引いて、奥の部屋に誘った。
抵抗できない自分がそこにいた。
「この前は中途半端でゆうこも物足りなかったんじゃない?」
いきなりスカート捲くられ、ショーツの中に手が入って来た。
本当に無駄のない動きってか、スムーズ。
私の急所を的確に捉える。そして苛む。
声上げるのに時間かからなかった。
崩れ落ちる腰、掌だけで支えられ、ママの指でかろうじて立ってる状態。
ねっとりとしたキス受けながら、景子さんとも沙織ちゃんとも違う快感 感じてた。
「景子は知ってるの?」
指の動き止めないでママが言う。
何て答えたらいいのかしら。 解らないままママに唇を委ねる。
「可愛い娘ね。」
満足そうにママ 言いながら舌を絡め取る。
又、快感が湧き上がってきた。
気がつくと瓶の箱に座って足大きく広げてた。
どうやって部屋に帰った来たかわからない。
ベッドに寝て天井見てた。
身体の満足だけは確保できた。
夕飯も、ってか昼食も取ってない。
なのにお腹もすかない。
指動かして、快感なぞろうとするんだけど、付いてこない。
それどころか、新しい会館の炎がふつふつと沸いてくる。
出口のない快楽。 ある意味 拷問みたい。
明日も仕事なんだけど、このままじゃ眠れない。
このまま、快楽地獄に落ちて、抜け出せないのかな?
何とか寝ます。
後5日。
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