結局、帰りの電車では沙織ちゃん一人はしゃいでた。
景子さんも私もじっと外見てるだけだった。
沙織ちゃんの、
「ゆうこ姉さんの部屋寄ってこうよ。」
の言葉に沈黙に耐えかねたのか、
「そうね、一度部屋 見ておくのもいいかな?」
って、景子さんも同意した。
部屋の中、探るように見回していた景子さんが、いつか沙織ちゃんに持たせた
ローション見て、半分以上減ってるのを確認するように
「ふ~ん。」って言った時、(何考えてるの?)本気で思った。
次の土曜日、泊まりに行く事 約束され、二人が帰ったあと どっと疲れが出た。
ベッドに大の字になった途端、携帯の着信音が。
「今度の土曜日泊まりに来た時、ママ襲っちゃいなよ。
わかった、約束だよ。」
携帯から沙織ちゃんのはしゃいだ声が飛び出てきた。
「わかった。わかったら返事して!」
強い口調で言われ、
「わかった。」って思わず答えてしまった。
テレ、切ったあと、今回の旅行の事とか考えながら、テレ切る前の、
「ほら、結局こうなるんだよ。」
景子さんに聞かせるかのような沙織ちゃんの声が耳に残って・・。
土曜日、いつものように沙織ちゃんが部屋に来て、
「今日は楽しみだね。」
って天真爛漫な微笑み浮かべ言うううです。
いつものミスドで食事して沙織ちゃんの家に向かう足取り、
思いのか 軽いのか 自分でもわからなかった。
ごめんなさい。 続き また。
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