今日、ちょっと怖いこと、いえ人に会いました。
お姉様のお店の近くで、お姉様を見ている18歳位の綺麗な人がいました。
お客様かと思って声をお掛けしたところに、ちょうど店に戻ってきた理子様
が私に「チェリー」って声を掛けてくれたんです。
すると、その方は急に怖い顔で私を睨み、「あんたがチェリー?」って言うんです。
私が返事をする前に、理子様がその方に気づかれて、その方の腕を掴んでどこかに
連れて行かれました。
しばらくして一人で戻った理子様に、あの方がどなたなのかお聞きしたら、
「元スノーに熱を上げていたバカ娘。」って吐き捨てるように言うんです。
えー、びっくり。それでチェリーを睨んだ目があんなに怖かったの・・・。
恐る恐る理子様に聞きました。
何故、あんな綺麗な方がお姉様から相手にされなかったんでしょうか?
「チェリー、もしスノーから勉強しろって言われたらどうする?」
え、えー。理子様のおっしゃってる意味がよく分からないんだけど、
もちろんします。お姉様に満足していただくために。
「あいつはスノーに好かれる努力をせずに、迷惑だけ掛けて別の女を
作ったわけなの。」
うーん、分かったような、分かんないような・・。
でも、つまり、ご自分が悪いんでしょう。なぜ、私を睨むの?
「あの手のバカは常識が通用しないの。チェリー気をつけてね。」
え、え、えー。それって、怖くないですか?
チェリーの不安を取り除いた理子様の一言。
「チェリーは、あの女からスノーの恋人として憎まれるのと、
スノーの愛を無くするのと、どっちが怖い?」
あ、そうかー。簡単ですね。
お姉様の奴隷でいられたら、なにも怖くなかったんだ。
「愛と憎しみ」なんて言うと、とてもおどろおどろしい印象
だけど、理子様に説明してもらえたら、わりに簡単なんだ。
もしチェリーが襲われれば、お姉様の愛犬の名のもとに撃退してくれる。
万が一、お姉様を狙うような事があれば、チェリー犬が喉笛を噛み切るよ。
これで良いんですね。あー、安心した。
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