叔母様に軟禁中、3kgの減量成功。
出された食事、全然食べずに、水道水ばかり飲んでたら、簡単にダイエット出来ちゃった。
ややこしいんだけど、叔母様はお母様のお兄様の後妻に当たります。
チェリーの叔父様に当たるご主人は、早くに亡くなってお一人です。
誘い出された時に、「お父様、お母様がお呼びですす。」で逆らえなくなっちゃったの。
チェリーにとって、お父様、お母様、お姉様は絶対なの。
代理の方からのお言葉でも、従わなくちゃならないの。
昔、武士の子供が父親から「義理のために死んでくれ。」と命じられて、「畏まりました。」とだけ答えて濁流に飛び込んで死ぬ話を読んだ事があるけど、チェリーもお父様、お母様、お姉様から言われたら、多分そうすると思います。
乗った車が、隣の市を過ぎた辺りで騙されたと確信出したけど、トイレに行かして、て頼んで、車から降りたらダッシュして逃げるつもりだったけど、辺りに大勢人がいて、そんな中でも叔母様に恥をかかせるのが躊躇われて、結局軟禁場所まで連れて行かれちゃいました。
お姉様からは、勿論お叱りを受けましたよ。
「このゾウリムシなみの単細胞のおバカ犬。」
って。
もう一つ。軟禁中にチェリーが断食したことも叱られました。
「あんな奴と意地の張り合いなんかしないで、食べれるだけ食べて、体力を蓄えて、脱出を図るべきだろうが。」
そうですよね。それが合理的思考ですよね。
でも、軟禁された2日目に叔母様と弟の会話を聞いたんです。
「あの子、昨日から食べてないぞ。」
「大丈夫よ。お腹が空けば食べるでしょうよ。
本当の空腹なんか、経験したことないんだから。」
「餌を食べたら、餌をくれた人間になつくのかい?」
「まあね。」
この会話を聞いて、おバカ犬は腹が立ったわけ。
今考えたら、我ながら単純この上ないですね。
今日まで、お姉様から安静を命じられています。
早く、バイヨネットの皆やベータ達に会いたいな。
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