ミューズ様の所から帰れる時に、本物の事件がありましたよ。駐車場で二人組相手に大活劇だよ。
相手は二十代の男二人。
「ねぇ、遊びに行かない?」
お姉様が無視したら、前に回りこんできました。
「いいじゃん、可愛いベッドちゃんも連れてさ。」
むっ、チェリーが犬なの、よくぞ見抜いた。
て、感心してる事態じゃない。
一人の男の手には、ナイフ。
もうすぐ一人はスタンガンだよ。
お姉様を庇うために、前に出たけど、チェリーは緊張
でガチガチです。
とりあえず、スカートのウエストに隠している鉄のパックを二枚取り出しました。
直径三センチ厚さ五ミリの円盤です。
以前、釘で手裏剣を練習したけど、全然刺さらないので、これに変えました。
結構当たるし、威力もあるの。
でも、相手は二人。戦ってお姉様を無事逃がせる事ができるかしら。?
チェリーの心は童謡中。
相手が近づいてくる。
ああ、どうしよう?
びびったチェリーの耳に、鋭いお姉様のご命令が!
「チェリー。私と自分を守れ。行け!」
了解、お姉様。
二枚のパックを、一瞬に二人に擲ちました。
二人とも顔面に命中。
顔をそむけて仰け反りました。
チェリーはナイフを持つ男に飛びついて、得意の小手返しで地面に倒します。
脇腹に蹴りを入れて、腹這いにさせか、右手をひねりあげ、膝を背骨の首から30センチ位の位置に当てて体重を掛けました。
相手がヒッボみたいは大男なら別だけど、この時は制圧成功。
文字にすると長いけど10秒掛けてないと思います。
お姉様の方を見たら、長くかたちのよい脚か連続して動いてます。
お姉様の右足の連続キックが炸裂してる
スタンガンは飛んで顔は血だらけ。
お姉様、華麗です。戦う姿もお美しです。
相手が左半身をカバーしたと思ったら、急に左足が右の膝を祓いました。相手は仰向けに倒れます。
倒れた相手の右手首を踏みつけ、反対の足で喉仏を踏もうとしてます。相手から泣き言が聞こえます。
「すみません。すみません。許して下さい。」
お姉様、聞く耳を持たないように、脚に力を込めます。
あ暖、悲鳴だよ。お姉様に逆らった当然の報いだね。
でも、お姉様は急に思い止まったご様子です。
「あんた、名前は?」
「Yです。」
「あっちのは?」
「Kです。」
「私のペットのおかげで声を潰されずにすんだね。」
あー、お姉様はチェリーに残酷シーン見せないよう心配してくださったんだ。
「チェリー、良くやった。」
飼い犬にもお誉めの言葉を頂きました。
男の一人が言いました。
「もしかしてブラディチェリー?」
何でこいつ、私のこと知ってるのよ?
「じゃ、このかたが、クリスタル,スノー?」
「わー、ごめんなさい。知らなかったんです。」
お姉様のお名前、男たちにも知られてるんだ。
知らぬはチェリーばかりなり。です。
とにかくお姉様の強くて美しお姿は、チェリーばかりなり目に焼き付きましたよ。
大感動です。
この晩から、ノロなんだよね。
あー、ついてない。
※元投稿はこちら >>