レズビアン体験告白

華々しく中間試験が終了しました。
朝のクラスルームで担任先生曰く、
「会長、取り組みが遅かったようだな。
　自信があるなら、平均９５点宣言でもするか？」
そんな恥ずかしい事できません。
「そうだよな。
　もし、得点が足りなかったら、恥ずかしいよな。」
違うって。
満点宣言ならともかく、そんな中途半端な点数で自信を語るなんて事が恥ずかしいの。
てなことで、戦いのゴングは鳴りました。
理科、数学、国語、社会、英語の５科目を１日で終わります。
範囲は無しです。
来月行われる学年末試験の予備試験みたいなものかな。
５時間目の英語で終了。
６時間目に、早くも理科の答案が返ってきました。
９８点？
植物の葉からの水分の蒸散のについての実験問題だね。
異議あり。
理科教室に飛んで行きました。
　入ります。
と言った途端に、３人の理科の担当教師から
「やっぱり来ただろ。」「もう来たのか。」
「だから正解にしとけば良かったのに・・」
と一斉に悲鳴？が上がりました。
３年と担当教師が
「実験問題だろ。分かってる。君の回答でも正解。すまん。」
右代表で、赤ペンで加点して１００点にしてくれました。
そもそもの経過が良くわかんないけど・・。
とにかく理科１００点です。
同じく数学１００点。
今日は、この２教科のみ返ってきました。
明日が楽しみだね。

楽しい事・・。
お姉様に可愛がっていただく事。
皆と一緒に戦って勝つ事。
心のこもったプレゼントを頂く事。
ベータからプレゼント貰いました。
腰丈までの短マントです。
我が校では１１月から防寒着の着用が許可されるけど、
「色は黒か紺。」
「派手な装飾は禁止。」
「丈は膝下１５センチまで」
って決まってます。
人によってはダッフルコートもいるけど、大体学生コートなの。
ベータのくれたマント。
ガンダムのシャ―が羽織ってるゴキブリマント？より少し長い。
昔のパリ警察のお巡りさんみたいなシックなデザイン。
全体が落ち着いた黒で、チェリー好みに何の装飾もありません。
しかもベータの手作りだよ。
ベータが社長さんの古い背広を解いて、染め直して、裁断し直
して、ミシンと手縫いで仕上げてくれたの。
す～～ごく、嬉しかったよ。
さっそく羽織ってみました。
肩が温かいの。
右手を動かしてみます。
うん、思ったより動きやすい。
いや、皆を指揮したり、突撃する時はこうだったよね。
昔の軽騎兵みたいにマントを左肩にひっかけ、右肩を出します。
「会長、素敵です。」
ベータ自身もすごく喜んでくれました。
このマントが、ベータが社長からお金をせびって買ったのなら、
こんなに嬉しくないよ。
全部、ベータが自分の手で作ってくれたんだ。
最後にベータが、マントの左襟に直径５ミリの金色のピンを３つ
差し込んでくれました。
これが、我が校の生徒会長の階級章っていうか標識です。
ちなみにサブは二つ。チェアマンが１つ。
ベータとアルファは銀色１つです。
金色のピン３つを付けた短マントを着て、何度も壁に取り付けられて
大きな鏡に写りました。
横でベータがニコニコしてるのが写ってる。
ああ、チェリー幸せだよ。
お姉様以外の人から、初めて幸せを貰った気がします。

あ、この数日、書き込みしなくてごめんなさい。
多分、明日試験の成績発表があるんじゃないかと思います。
まあ、成績悪くても、死にはしないよね。
ヒロ様、夜はゆっくりお休みください。
今晩はお姉様が出張で御不在。
チェリーも１２時には休むつもりです。
そうだよね、休もうと思うんだけど・・。
休むのもったいないかな？
お姉様いないし、御勉強しちゃおうかな。
うん、やっぱり時間は有効に使うか。
不足分の睡眠時間は、明日の担任先生の国語の授業中に、
目を開けて眠るとしようっと。








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