今日は少し心配しながら登校しました。
校庭で柔道部主将とテニス部主将がくんずほぐれつ大格闘してたらこまるなーって。
でも心配なかったみたい。
ベータとA君も一緒だったから、特定の男性との交際とは見られなかったみたいだね。
もっとも情報操作はしましたよ。
新聞部部長を呼んで。
「会長、こちらから窺う所だったんですよ。」
自宅での夕食会について聞きたいんでしょ。
「はい、お聞きしていいですか?」
と、言う事で新聞にチェリーにとって都合良いことべらべら喋っちゃった。
「何故、この3人を?」
ベータは今年の春から、私の秘書役として頑張ってくれたからね。
しかも、成績順位も上がってるでしょ。
「じゃあ、テニス部主将は、会長の危ない所を助けた功績ですか?」
いいえ、違います。
鍛練合宿の際、極度の疲労の中で、行方不明者捜索のために困難な任務に
志願したことに対しての功績を大としました。
「そうですか。しかし、分からないのはAなんですが?」
本校に転校して来て、わずか2カ月であれだけの成績順位が上がったのは
、評価されるべきです。
「でも、彼は以前、会長に暴行を咥えたり、不良仲間と交際してたんじゃ
ないですか?」
わずかの期間での更生が出来たこと自体、素晴らしいじゃないの。
彼はきっと素晴らしい自衛官になって、皆を守ってくれます。
「そうでずか。
ところで、夕食の料理は会長の手作りなんですか?」
はい、私が作りましたけど。
「会長が料理されるとは意外でした。お味は?」
こいつ、夏休みのカレー大会、素麺大会忘れたのか?
おい、こいつを摘まみ出してちょうだい
とは心で思っても口には出さずに、にっこり笑って、
御想像にお任せします。
でも、3人とも残さずに食べてくれましたよ。
「へえー、でも、会長に対してまずいとか言えないでしょうし・・」
くそー、やっぱり小手返しで投げてやろうか・・。
では今度、新聞部部長にも御馳走しましょうね。
「やったー。そのお言葉、待ってたんですー。
明日、記事に書きますね。
次回は新聞部部長を招待予定って。
失礼しまーす。」
やられたよ・・・・・。おみごと。
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