驚愕のご発言・・。まさかのお言葉・・。
大変だ―。チェリー、パニックだ―。
今日の昼休み、ベータから声を掛けられました。
「会長、危ない所助けていただいてありがとうございます。」
何言ってんの。
貴女を危ない目にあわせたのは、チェリーのミス。
ごめんを言うのは私の方だよ。
「あの、今晩、私の家で夕食を御馳走したいんですけど・・。」
ありがとう。嬉しいよ。
でも、チェリーもお姉様のお夕食の準備をしなくちゃ・・。
まあ、一応お姉様にお訪ねしてみるか・・。
お返事です。
「ベータを家に招待して、御馳走してあげなさい。」
わーい、その手もあったね。
ベータに話すと、はにかみながら
「だって、会長に悪いです。急に、そんな・・。」
ううん、ノ―プロブレム。
帰りに買い物するんだから。ただし、豪華な食事は出ないよ・・。
「嬉しいです。会長。
お呼ばれさせていただきます。」
やったー、さすがお姉様だ。
これで、ベータとの仲も元通りかな・・。
そこに追伸です。
「Aとテニス部の貴公子も呼びなさい。」
は~~?何の事???
だって、二人とも男の子だよ。
これまで、チェリーの家に、男の子を入れたためしはない。
きっと、間違いだ。
お姉様に送信します。
Aも主将も、男ですが・・。
即座に返信あり。
「あたりまえだろ。」
わー、お姉様・・。
混乱するチェリーに再追伸あり。
「奴隷は、命令受けたら、どうするのかな?」
分かってます。完全服従、即時実行。
ベータに言いました。
A君も呼んでくれない?
あ、社長の方針で外食出来ないなら、良いんだよ。
とっても嬉しそうなベータ。
「良いんですか?
今日、両親が組合の会合で外で食べるんです。
それで、私会長を・・。」
ああ、そうなの。仕方ないか。
問題はテニス部主将だよね。
でも、何故テニス部主将なんだ???
見透かしたように、再再追伸。
「お前、貴公子に2度助けられたろう。
可愛い奴隷を救ってくれた方に、私も礼をしなくちゃね。」
う~ん、グーの音も出ないよ。
でも、どうやって伝えれば良いんだ?
そうでなくとも、この前柔道部主将達と揉めてんのに。
ひそかに携帯する?
ベータをメッセンジャーに?
帰りに待ち伏せ?
なんか、どれも気にいらないのよ。
結局採った方法・・。
テニスコートに行きました。
テニス部の男女が元気に運動してます。
「あ、会長。御用ですか?」
ああ、良いの。すぐ、終わるから。
テニス部主将に会長より連絡。
先日の礼をしたいー。
今晩19:00、会長宅に夕食を食べに来る事ー。
同伴者はベータとA。
以上。
すぐ大声でお返事あり。
「イエス、サ―。マイ、ロード。
臣は君の仰せのままに。」
周りが全員棒立ち状態・・。
もう、知るか。
さあ、これから料理だ。
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