昨夜、夜中にお姉様がすごくうなされておいででした。
お姉様、大丈夫ですか?
うーん、うーん、ってうなっておいでだったのが、急に
「なにをする。来るなら来てみろ。
渡さんぞ・・。」
何かを守って戦っておられるみたい。
お姉様。チェリーです。
チェリーがここにいます。
大丈夫ですか?
お姉様、はっと気が付かれて、チェリーをじっと見つめて
フー、って大きなため息をつかれました。
汗がびっしょりです。
汗をお拭きして、お着替えしていただきました。
「大声を出したかい?」
はい、何かを奪われまいと戦っておられるようでした。
「ああ、大事なものだった。
とてもかなわない相手だったけど、戦わざるを得なかった。」
じっとチェりーを見つめて、まだ肩で息をされてます。
「お前を奪われるわけにはいかないんだ。」
えー、私ですか?
「ほかに何がある?お前だけだよ。」
ガバッて抱きしめてくださいました。
大丈夫です。お姉様。
チェリー、心はお姉様といつも一緒ですから。
身体を奪われた時は、自決します。
「そうだね。お前の心は、いつも私と一緒だよね。」
しばらくなにかお考えのお姉様・・。
「チェリー。
お前のその心を、相手に見せつけてやって良いかい?」
具体的な事は分からないんですけど、もちろん良いですよ。
「そうか、そうだよね。
お前が私の分身だって、はっきり分かってもらうべきだよね。」
お姉様、にっこり笑って、また抱きしめてくださいました。
チェリー、良く分からないけど、どんな状況でも、自分がお姉様の物だって思ってれば
何の問題も無いと思うの。
最初はびっくりしたけど、お姉様のチェリーへの愛が夢の中まで続いてるって分かって
凄くうれしかったよ。
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