チェリーとベータとの谷は埋められないね。
登下校の時も、話しかけないと一言もしゃべらないよ。
その代わり、A君と話す時の生き生きした顔。
本当に可愛い少女の微笑だね。
惜しむらくは、A君が案外おにぶさんなこと。
全く気が付いてないね。
まあ、二人は空間的にも時間的にも近距離だから、そのうち発展するでしょう。
今日の放課後、サブもアルファもベータも忙しく校内を飛び回ってる。
チェリーとチェアマン二人だけの生徒会室。
なぜかチェアマンの横顔が夢見るような表情に思えました。
いきなり聞いてみました。
チェアマン。最近、サブは優しくしてくれるかい?
ギクッて驚くチェアマンの顔。
当たったね。
「あの、会長。私達はまだ・・。」
うん、最後の一線を越えてないのは分かるよ。
でも、お互いに心だけじゃなく、身体も接する関係になってるでしょ。
「会長。貴女もご経験あるんですか?」
正直な子だよね、チェアマンも。
私が男の子と身体を接するわけ無いじゃない。
ただの、耳年増なだけだよ。
最近のチェアマンがきれいになったな、って思ってね。
チェアマンの耳が真っ赤に染まりました。
面白いね。顔色はほとんど変わってないのに耳だけか・・。
サブとチェアマン、良いペアだと思うよ。
二人の間には、将来日本を背負って立つような英雄が生まれるんじゃないかな。
チェリーは良いんだ。
大切なお姉様に可愛がられてるんだもの。
お姉様の愛。
何物にも代えられない宝物だよ。
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